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久宮山 杏子(くみやま きょうこ)の場合

寝室の空気は妙に重たく沈んでいた。夫が夜勤で留守にし、娘の桃香も寝かしつけた深夜二時過ぎ――スマホが微かに震えたのは三十分前のことだった。既読無視でも構わないはずの通知を開けば、あの「名前」だけが表示されていた。

その呼び名に指が止まる。
スマホの画面を閉じかけた瞬間、再び振動。

『今日、先生の家の近くのコンビニにいます』
『お休み中の先生にお願いしたいことがあります』

誰なのか直感した。元教え子で、かつて一度だけ関係を持った生徒――いや、彼がまだ高校生だった頃の"一線を越えた"記憶が蘇る。三年前の冬だったか。当時の彼は確かに教え子でありながら、ある日突然部室で押し倒してきた。若さに任せた衝動。抵抗しながらも抗えなかったあの感覚は今でも鮮明だ。卒業と共に連絡は途絶えた。まさか今になって……?

逡巡の末、メッセージを返す。
『……今さら何?』
『どうしても忘れられないんです』
『先生のおっぱい、また吸いたい』

息が詰まった。心臓が早鐘のように鳴る。
なぜ今になって?
そもそもあの日のことは互いに封印したはずだった。
なのに、どうして……

『今どこ?』と打ってから消す。
送信ボタンを押しかけて止め、五分悩んだ末にこう打った。
『話だけ聞くなら。ただし、家からは出ていかないわ』
『わかりました。インターホン鳴らします』

玄関モニターを見ると、そこには見覚えのある顔があった。高校生だった頃のあどけなさは影を潜め、輪郭は大人に変わりつつある。それでも目つきや髪の分け方に面影が残っている。

「杏子先生。俺です」
「……今すぐ帰って」
「お願いします。どうしても……我慢できないんです。母乳吸わせてください」

母乳――その単語に思わず身体が硬直する。育休中に張った乳房の不快感を思い出し、同時に彼の無遠慮な要求に怒りが湧く。それでも追い返す踏ん切りがつかないまま扉を開けてしまった自分自身が信じられない。

「入れてください」
「本当に……ちょっとだけなら」
「ありがとうございます」

廊下を通るとき、彼の視線は明らかに私の胸元へ釘づけになっていた。白いニットの上からでもわかるほど張っているのだろう。自宅とはいえ下着は簡易的な布製ブラジャーだけで、外出時に着ける補正力のあるものとは違った。そこに滲む湿り気が肌に張り付いて気恥ずかしい。

リビングへ通しソファへ促すが、彼は座る前に言った。

「ここでいいですか?」
「え……?」
「パイズリ、してください。思い出したくてたまりませんでした」

直球な言い回しに頬が紅潮する。拒絶するべきだと理性が叫んでいるのに、過去の記憶が揺さぶられた。あの日の快感――教え子と一線を越えた禁忌の背徳感。一度知ってしまった感覚を完全に忘れ去ることは難しい。

「……嫌」
「じゃあもう我慢できません」
「待って! 勝手に触らないで!」

しかし腕は振りほどけず、白ニットの裾を掴まれる。優位に立とうとする手が震えているのがわかった。きっと緊張しているのだ。彼もまた罪の意識を抱えているかもしれない。そう思うと突き飛ばせない自分がいる。

「お願い……少しだけだから」
「本当に少しだけ……」
「約束します」

半ば諦めたように頷いた刹那、ニットの生地が腹の方まで引き上げられ、薄手の布製ブラジャーがあらわになった。胸の谷間に汗が溜まっており、淡い紫色のレースに乳白色の染みが点々と広がっている。慌てて隠そうとする手を掴まれて拘束された。

「こんなに膨れてる……」
「見ないで……」
「でもここからおっぱいが出るんですよね?」
「……っ!」

「舐めてもいいですか?」

返事する間もなく彼の唇が寄せられ、冷たい感触が乳暈に触れた。敏感になった部分は少し触れただけで全身が跳ねる。強く吸い付かれると痛みと快感が入り混じり、意図せず呻き声が漏れた。

「あ……!」
「美味しい……ほんのり甘くてしょっぱい」

そのまま強く搾るように乳房を握りしめられ、右の乳首から透明な筋が垂れ落ちる。それを貪欲に追う彼の舌が這いずり回るたび、体内に蓄積していた欲望が刺激された。羞恥と背徳感が混ざり合い頭の中で爆ぜていく。

「もっと吸ってあげるよ」
「やめて……もう……!」
「嘘ばっかり。見てよ先生、こんなに硬く尖ってる」

ピンと立った乳首を舌先で転がされながら指先で引っ張られると鋭い快感が駆け抜けた。同時に左側の胸を包み込むように揉みしだかれ、溜まっていた母乳が勢いよく飛び散っていく。それは彼の顔へ降り注ぎ、口元を濡らした。そして飲み込み切れなかった乳が彼の喉を伝い鎖骨まで流れ落ちる。そのさまを呆然と眺めていると、不意に視線がぶつかった。

「もっと飲みたい」
「駄目……これ以上は……」
「じゃあパイズリしてください。そうすればおとなしくしますから」

彼は自らベルトに手をかけ始める。下腹部の膨らみを見てしまえば否応なしに意識が奪われた。ズボン越しにも硬くなっているのがわかる。呼吸が荒くなる中、拒否できず私は床に膝をついた。目の前で露わになった肉塊は高校生だった頃よりも逞しく成長していて戸惑う。しかし記憶にある凶暴な曲線は変わっておらず、懐かしさと恐怖が交互に襲ってくる。

「先生のおっぱいで挟んでほしいです」
「……本当に少しだけよ」
「わかってます」

ニットを胸元までさらに捲り上げ、ブラカップの隙間から乳房を引きずり出す。両側から押し当てれば簡単に埋没してしまう太さと熱さに眩暈がした。先端から滲み出した透明な滴が滑らかな表面を彩り、卑猥な光沢を帯びる。胸を寄せ上げると谷間の中央を押し返す剛直に脈打つ血管が浮かび上がっていて痛々しいくらいだった。その拍動に合わせて乳房が小さく揺れる。

「あ……熱い……」
「先生のほうが熱いですよ。すごく柔らかい」
「そんな……こと……!」

羞恥心に苛まれるあまり瞼を閉じると余計に感覚が研ぎ澄まされていく。胸の中で存在を主張する剛直が呼吸とともに震えているのを感じ取れてしまう。必死に両掌で圧迫すると谷間から逃れようとして上へ飛び出してきた先端が顎下にぶつかり、驚いて顔を仰け反らせた。

「先生の顔にかかっちゃいましたね」
「拭きなさい……早く……!」
「いや、これがいいんですよ」

唇に触れそうなくらい近い位置にある亀頭は先ほどとは比べものにならないほど膨張しており、赤黒い皮膚の表面に血管の網目模様がくっきりと浮かんでいる。吐息がかかる度にびくりと跳ね上がり、先端から透明な雫が零れて私の顎を濡らした。その生々しい温度と匂いに頭がくらくらする。

「もっと強く挟んでください」
「ん……こう?」
「そうそう! 最高です……先生のおっぱいが俺のを全部包み込んでくれてる……」

乳房を寄せて上下させるたびに内側で擦れ合う肉棒と皮膚が粘着質な音を立てた。ヌチャッヌチャッという音色に混ざって湿った水音が響き渡る。それは私の汗と彼の先走り汁が混ざり合って奏でているのだろうか? 考えようとすればするほど思考が曇り視界がかすんでいった。

「先生……出そう……」
「まだ……早いわよ」
「だってこんなの耐えられない!」

突然腰を使い始めた彼によってリズムが乱され、胸の中で肉竿が暴れ回る。そのたびに乳房全体が波打ち肌表面を叩く衝撃が走った。激しさを増すピストン運動によって生じる摩擦熱が胸内部で膨張し続けている気がする。熱い鼓動を直接受け止めているせいか私も次第に昂ぶり始めてしまったのか──乳房の谷間から滴り落ちる母乳と彼のカウパーが混ざり合って白濁した液体となって床へ滴る光景を目撃すると背筋がゾクッと粟立つ感覚に囚われた。

「あぁ……やめ……」
「もう限界……!」

悲鳴にも似た声を上げかけた瞬間、熱い奔流が胸の中で爆ぜた。大量の精液が乳房の間から溢れ出し私の顎下から首筋へ掛けて飛び散っていく。青臭い匂いが充満する中で私は放心状態となり身動き出来なかった。胸の谷間を見下ろせば白い濁流が絡まりつくように乳房表面を覆いつくしておりその光景はあまりにも官能的だった――

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