【樹海のかみさま】星空の下、漆黒と金の誤解の夜
【ハーメルン掲載】紫陽花の季節に会いましょう著:樹海のかみさま ーメス堕ちENDを回避したい男の娘ヒロインは闇堕ちしてみることにしたー3章12話:林間学校1日目⑤よりインスパイア
音のした方を見ると、そこには懐中電灯を握りしめた人間が歩いてくるのが見えた。アレは……。
「くびき、せんせい……?」
「おやおや、君たち何をしてるんだねこんなところで! もう消灯時間だろう?」
頚城先生は長靴を履き、暖かそうなアウターも着込んでいた。長靴は結構泥がついており、おそらく何処かを長いこと歩いていたのだろう。こんな時間に何してるんだ?
「……………ああ、なるほど。ふむ、若いねぇ」
「………?」
僕らを見て何か納得したような表情の頚城先生。心なしかニヤニヤとしている気がする。仮にも林間学校の建物から脱走してきた生徒を見つけた教頭先生の表情なのか?
そう考えてようやく僕は自分が隣にいる少女の手を握りっぱなしであることに気づいた。慌てて手を離そうとするが月潟は僕の手を硬く握ったまま離さない。
「いや、離せって……」
「やだ。寒いもん」
「ははは、いいよそのままで。だがこんな時間にこんな暗い場所を逢瀬の場にするのは感心しないね。教頭の立場としては君たちの行為は見過ごせない。付いてきたまえ」
こいつ絶対勘違いしてる! いや傍から見たら勘違いされるかそりゃ。
何か意地を張ったままの月潟。彼女の手を握ったまま、僕は頚城先生についていくことにした。まあ、先生に見つかることは織り込み済みだ。叱られないとは思わなかったが。
「私の部屋で良いかね。まぁ、お茶くらいは出してあげよう」
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