とある違法ブリーダーの裏話
「――マジでゴブリンの繁殖って簡単なんスね」
「そうだろ? 番で檻に入れときゃ勝手に増える。手間は餌やりくらいだな」
「……前から気になってたんスけど、品種改良ってどうやるんスか?」
「そこが面倒なんだよ。ゴブリン因子が強すぎて普通の魔物じゃ混ざらない。
だから、因子が強い高位魔物を使う」
「奥にいたサキュバスやオーガっスか? いや、そんなん一緒に入れたらゴブリンが秒で潰されるっスよ!?」
「そりゃ潰される。だから”工夫”するんだよ。
高位魔物の雌の四肢を固定して逃げられなくして、雄ゴブリンを使う。ああ、魔封じの首輪を忘れるなよ?
……まあ絵面は最悪だが、成功すりゃ売れる個体が生まれる」
新米は青ざめて背筋を震わせた。
「……人間って、魔物よりよっぽど怖いっスね」
ベテランは鼻で笑った。
「ははは。――どっちが魔物かなんて、ここじゃ意味のねぇ疑問だぜ」
呪文
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イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 30
- Scale 7
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- Steps 30
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- Sampler Euler a