「ハロウィン THE END」の結末がうーん・・・だったマイケル・マイヤーズ
画像はDeepFroyd IFにて製作。
ここから「THE END」の雑な感想。ネタバレなし。
2作目であれほど殴られ切られ銃で撃たれてなお死なず全員返り討ちにし、あまつさえ警察の目をすり抜けてローリーの娘さえ手にかけたマイケルの異常な強靭さと執念深さは、もはや殺人鬼と言うより人間の理解を超えた怪異(ブギーマン)の類でした。そんなマイケルをはたして最終作となる3作目で無事倒せるのか、倒せるとしてどうやって倒すのかと鑑賞前からわくわくしていたのですが……やはり1作目の家族を巻き込んだ死闘と比較すると納得感が薄い!これまで数多くの人間を手にかけてきた殺人のプロみたいな人間をやっつけるにはそれ相応の出来事があって然るべきだと思うのですが、そこがちょっと弱かったかなと。
ここから雑語りに加えて雑考察なのですが、制作側としては人間から怪異のステージに上がりつつあったマイケルをどうやって人間に戻すかをかなり議論しただろうと思います。私が思うに、リメイクを作成するどこかの段階でマイケルとローリーが恋仲になる展開が考案されたのでしょう(旧作ハロウィン2で明かされる両者の血縁関係が無かったことになっているのもたぶんこのため)が、マイケル討伐の執念を40年燃やし続けたローリーの憎悪が愛情に転じ得るか考えればこれは無理筋です。マイケルと共感し合う人物が登場し、前作・前々作と比較して明らかに俗っぽい動機の殺人を行ったのはマンネリを避ける以上の意味があると言えるでしょう。
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