新年の抱負
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「さて遥、改めて今年も宜しく。じゃあ今日から副店長ね。大変だろうけど、その分お給料も上がるから責任とやりがいの両方を感じて頑張ってちょうだい。」
「はい!もちろんです!・・・でも、実際の業務ってどんな感じになりますか?私も一応、先に店長業務について調べてきたんですけど、うちぐらいの規模だと副店長って居ないことが多いから、ちょっと何すべきかイメージつかなくて。」
「そうね・・・私の店長業務を一緒に担ってもらうことになるかな。とはいえ遥はすでに色々とやってくれてるからなぁ。例えば、お酒や食材の仕入れだけど・・・」
「やってますね。香澄先輩がお休みの日は、私が市場行く時もありますし。」
「そうよね。在庫管理にしても責任者は私だけど、遥とやり方共有してるし、遥からもアイディアすでに出してくれてるよね。店舗設備の管理も・・・」
「やってますね。去年後半からは掃除の責任者任せてもらってますし、バイトスタッフへの教育も大体はもう私にしてもらってます。」
「・・・先に言われちゃったけど、バイトスタッフとはもう遥の方が距離近いよね・・・」
「あの、私本当にこれで副店長になってよかったんですか?聞けば聞くほどやることは変わらないような。いえ、正式に拝命してお店の看板を私も背負うわけですから、これまで以上に身を入れて働きますけど・・・」
「あー、うん。分かった正直に言うわね。要はそこをちゃんとやってくれたから、去年は本当に私が助かったの。それもあって売上も去年の伸びは凄まじくてね。だからオーナーに推薦させてもらいました。」
「えぇぇっ!そんな香澄先輩に教えてもらったことをやってただけじゃないですか!これで副店長にさせてもらっていいんですか?」
「あのね。もう最近は、言われたことだけやっとこう。みたいな人の方が多いのよ?人の生き方なんて色々あるからそれが駄目じゃないし、実際言ったことをやってくれるってだけで問題はないんだけど、もう遥ぐらいやってくれる方が珍しいの。だから自分の仕事に胸張りなさい。オーナーも何も異存無かったわよ?何なら私が言わなきゃ、オーナーが推薦したかったぐらいらしいんだから。」
「は・・・はい、ありがとうございます。そっかぁ、でも去年そのままというのもなぁ・・・うーん。あ、じゃあ今年の抱負として、去年の売上より更に伸ばしてやりますよ!もう大人気バーにしちゃいましょう!」
「もう去年より伸びるって私は想像付かないのが本音なんだけどね・・・分かったわ、じゃあ遥、改めて宜しくね。」
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まぁ、副店長業務が必要なバーって言うとほとんどないですからね・・・何も変えませんよーっていう、宣言回とさせてもらいましたm(__)m
とはいえ遥さんみたいな人が激レアってのは本当と感じます。バーに限らないですが、やはり入れ替わりはとても激しい業界ですしね。ぶっちゃけ私がバーテンダーさせてもらったのも、急に前任者が辞めたから、という事情があります(-_-;)
真面目に働いてくれるのはもちろん、自分の頭でも考えて、積極的に色々と動いてくれるなんて人は、店長の立場だと本当に助かるでしょうね。
流石に本人には言えないでしょうけど、香澄さんの新年の抱負は「遥さんに辞められないようにすること」は入ると思いますよ(;'∀')
個人的な新年の抱負は…
「AIイラストに縛られ過ぎないこと」ですね。
とても楽しいこの趣味ですが、リアルを犠牲にしてしまうほどののめり込みはしないように…と自分を戒めておきます。
ミラさん、楽しい企画の主催ありがとうございます。
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