拠点探しと火の準備
「川を探しながら乾いた木の枝は出来るだけリュックに集めましたが…。確か火起こしには火口?(ほくち)というのが必要でなはず…」
【火口(ほくち)】
火起こしの際に一番最初の火種となる物の事。
ライターやマッチでいきなり大きな薪や炭に火をつけるのは、ほぼ不可能だ。
火起こしの基本は小さな火種から徐々に炎を大きくしていく必要がある。
代表的な火口
・ティッシュ
・ほぐした麻縄
・チャークロス(炭化させた布)
・ワセリンコットンティンダー(ワセリン漬け綿着火剤)
自然の中で手に入れれる代表的な火口
・枯葉
・ススキやガマなどの植物の綿
・ほぐして乾燥させた杉の樹皮
【火口の使い方】
火打石やファイヤースターターなどで火花や火種を発生させる
火花や火種を火口に落とす
火口に落ちた火種に息を吹きかけて火種を大きくする
火種が大きくなったら、付け木に着火させる
付け木から火を焚き付け(たきつけ)に、さらに薪に移していく
「焚き火って、テレビのサバイバル番組でよく見てたから、なんとなくやり方はわかる気がする!✨」
「本数は少ないですがマッチがあるし、今日の火起こしはよく乾いた落ち葉でもあれば何とかなりそうかな…?」
「もしものために、落ち葉や枯れ草を集めておこう。」
と、周囲の草むらに目を向けると、良い具合に乾いた枯れ葉がたくさん落ちていた。
それをリックにしまいながら、次に考えるべきは寝床だ。
「マッチが無くなってからが本番…でも、今は目の前のことに集中しよう。」
「寝床も確保しないと…このまま森の中で過ごすのは無理がある…」
「どんな場所がいいのか、指南書で確認しよう。」
サバイバルにおいて、拠点となる場所は非常に重要。
キャンプと違い、どれだけの期間その場所で過ごすか分からない以上、なるべく好条件な場所を選ぶ必要があります。
しかし一日目はどう行動するかで生存の確率がかなり変わる為、寝床を確保する時間がかなり限られてきます。
現状確認や水や火の確保と、やることが多く好条件の場所を探すのはかなり難易度が高い為、初日は移動を前提とした雨風を凌げる場所を探しましょう。
まずは良い条件で探すよりも、避けた方が良い場所を意識して探してみましょう。
【避けた方が良い場所】
・海の近くや、水に近い川辺や沼地。増水による危険性があります。
・地面が濡れていたり、常時湿っているような場所。火が起こしにくかったり、地面から体温を奪われやすい。
・風が強い場所。(物の飛来、体温の低下、火起こしの妨げになる。)
・倒木や落石など、“上からの危険がありそうな場所”は避ける。
・同じく、多くの木が倒れている場所がある場合は、その場所が低地である可能性がある。風が吹くと、木が倒れてくる危険性があるので避けよう。
・動物の痕跡がある場所や獣道(野生動物が通る道)。たとえ小動物でも嚙まれたり引っかかれたりすれば感染症を引き起こします。クマなんかの通り道だった日には…。動物の痕跡とは、フンや引っ掻き傷のある木、獣臭など。(特に熊は獣臭が強いので森の中でムッとする様な不快臭を感じたらすぐにその場から離れましょう、100m以内にクマがいるか、クマの寝床が近くにあります)
※こんな場所も危ないぞ!という事があれば、コメント欄にお願いします‼
「ふむふむ…。とりあえず今日の所は雨風を凌げる場所ですね…」
避けるべき場所のリストを思い浮かべながら、慎重に進む。海から遠く、風の影響を受けにくい場所を探し、なるべく倒木や落石がない場所を選ぼうと心掛けた。
動物の痕跡に注意しながら歩き、幸いなことに大きな足跡や匂いには遭遇しなかった。しかし、ふと見上げると、空が暗くなり始めていた。
「早く、雨風を防げる場所を見つけないと…」と考えながら歩き続ける。
しばらく歩くと、岩と樹木で出来た小さな自然の壁を見つけた。
これに木の枝や葉で簡易的な雨よけの屋根を作れば、雨が降ったとしても小雨程度なら凌げそうだ。
「少し地面が湿っているけど…ここでいいかもしれない。暗くなり始めたし、とりあえず今日はこの場所で凌いで、明日以降にもっと安全な場所を探そう。」
ひとまずザックを下ろし、深呼吸をひとつ。初日の拠点が決まった安心感が、じんわりと体に広がった。
※回を増すごとにキャプションが長くなっている気がする…:( ;´꒳`;)※
後半3枚はchatGPTによる生成です
呪文
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