【夢エリ】小説『無限の苦悶と対峙せよ』【ニャンノ世界】
『無限の苦悶と対峙せよ』
夢幻宮の攻略は後半戦を迎え、
遊撃隊が塔の頂上へ迫る頃
異変が起きた。
塔の存在が揺らめく…
揺れ動き…
視界が真っ暗になり、
気がつけば
其処は夢でいえば悪夢
居心地の悪さ、気味の悪さに
寒けがはしる、
心が苦しくなってくる
場所へと遊撃隊はやって来た
ようだ…
「お前は誰だ!」
「あぁ、来てしまったようだね…苦悶なる場所に…」
苦悶屋毅は文豪であり…
同時に怪異存在として
ニャンノルームズにて
苦悩と苦悶を綴っていた。
「君たちに尋ねる、無条件で為される、幸福(ハッピーエンド)は達成されるべきか否か…」
沈黙が支配する。
しかし、兎の勇者は声を挙げる
「貴方の意志が何であれ、私たちは夢幻宮を終わらせる!いや、絶対に!」
「終わらせた先に…新たな夢幻宮が構築されたとしてもかい…」
意味深なことを述べる
苦悶屋毅に兎の勇者は…
突撃する。
「貴方は闇、私は光、光は闇によって滅すべし!」
「一次元的だね…其は、もっと高度に考えなくちゃ、苦悩し苦悶しろ!芯解 ?疑壊苦滅」
螺旋階段的に無限ループが形成される。
「幾度となく、幸福(ハッピー)を夢見ても…手にしたのは虚無(ループ)なんだよ」
苦悶屋毅の言葉を
兎の勇者は耳にし
其が重要なファクター
であることを認識しつつ、
この無限の苦悶が成せる空間
が創作によるものならば…と
武器を剣からペンに持ち替えて
天に掲げる
「我が文字の言葉よ、綴りて突破せよ」
ペンは武器よりも強し…
彼らはその諺を胸に
苦悶屋毅の悪夢と相対する!
呪文
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