火野神社水泳部 トライアスロン編第12話
ウ「若いわねぇ。」
ほ「ふふっ♡」
遠くに見える六人の背中。
ア「そういえば。」
ほ「?」
ア「前から聞きたかったんですけど。」
ほ「はい。」
ア「ほたるさんは兄さんのどこに惚れたんですか?」
ほ「えっ!?」
ウ「私も聞きたい。」
ほ「ウィンリィさんまで!?」
ア「だって兄さんですよ?」
ほ「エドですよ?」
ア「うん。」
ほ「かっこいいじゃないですか。」
ア「どこが?」
ウ「どこが?」
ほ「ひどいです!」
三人で笑う。
ほ「最初はですね。」
少し考える。
ほ「優しかったんです。」
ア「あー。」
ウ「それは分かる。」
ほ「私のことを子ども扱いしなかった。」
ほ「ちゃんと一人の人間として見てくれたんです。」
ア「兄さんらしいな。」
ほ「あと。」
ウ「あと?」
ほ「努力家です。」
ア「それは間違いない。」
ほ「誰よりも練習するし。」
ほ「誰よりも悩むし。」
ほ「誰よりも頑張る。」
ウ「昔からそうだったわね。」
ほ「だから。」
ほ「今回のトライアスロンも応援したいんです。」
ア「なるほど。」
ほ「それに。」
ウ「それに?」
ほたる、少し照れる。
ほ「楽しそうだから。」
ア「あ。」
ウ「それだ。」
ほ「え?」
ウ「最近のエド。」
ウ「すごく楽しそうなのよ。」
ア「神社に来てから特にね。」
ほ「はい♡」
ほ「らんまさんと出会って。」
ほ「泳いで。」
ほ「アーティスティックスイミングして。」
ほ「海に行って。」
ほ「今度はアクアスロン。」
ほ「毎日楽しそうです。」
ウ「確かに。」
ア「兄さん、笑うこと増えたよね。」
遠くを見る三人。
国道5号線の向こう。
小さく見える六人。
ほ「あ。」
ア「?」
ほ「エド転びそう。」
ウ「本当だ。」
ア「兄さんー!足元ー!」
当然聞こえない。
数秒後。
エ(遠くで)「うわっ!?」
ら(遠くで)「大丈夫かーwww」
ま(遠くで)「エドー!」
ウ「……。」
ア「……。」
ほ「……。」
三人同時「やっぱり心配だなぁ。」
海風が吹く。
そんな平和な午後だった。 🌊☀️🏃♂️💕
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