【女子コンビ】冬の朝の通学路【プチ恋バナ】
「ねえ、昨日の家庭科クラブで作ったクッキー、おいしかったよね!」
ももが得意げに言った。彼女はいつものように、きりっとした口調で話す。彼女のクッキーは、家族と一緒に楽しんだそうだ。
「お父さんとお母さんが、すっごく喜んでくれたの!」
一方、きよかは少し照れくさそうに微笑んだ。彼女は柔らかな声で、こっそりと昨日の出来事を明かした。
「えっとね、わたし、そのクッキーをね、ラグビー部のショーキくんに渡しちゃったの。」
ももの目が輝いた。
「えー、マジで?ショーキ?きよか、ショーキ好きなの!?」
きよかは頬を赤らめながら頷いた。
「ちょっと声大きいよ……うん、ちょっとドキドキしたけど、ショーキくん、喜んでくれたみたい。」
二人は昨日のクッキーにまつわる話で盛り上がり、寒さも忘れて学校へと向かっていった。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。