お家再興のために身を捧げたお嬢様episode2 ①魔王襲来
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魔物と人間が互いの版図をかけて争う世界。
互いの版図を拡大しに動くこともあれば、版図を守るために身を捧げることもある。
今回の魔物の襲撃も、版図を犯したのが魔物の側だったという、ありふれた話。
だが、進行してきたのが『魔王』と呼ばれる程の強大な力を持つ魔物の一柱であれば話は別となる。
「第三次防衛ラインが突破されました。『魔王』。このままでは、こちらにほどなく到着します!」
「分かっている! くそっ! なぜ精鋭部隊が出払っているタイミングで……」
退魔士協会の重鎮の一人である男は歯噛みする。
彼自身は運営と経営を主にする一門の出身であり、退魔士としての能力は決して高くなく一門の人間も同様だった。
「地位」と「兵力」としては、十分な防衛力を残してはいたものの、それはあくまで書類上のものであり、『魔王』に抗するほどの力はない。
「やむを得ん。一度本拠地から退避して増援を──」
腰を浮かせる男だったが、その時伝令が飛び込んできた。
「最終防衛ラインに、姫川一門が到着! 『魔王』の足止めに成功し、現在拮抗した状況とのこと!」
伝令の報告にその場が完成に包まれる。
先代当主の死により一度壊滅した、退魔士屈指の戦闘力を持つ姫川一門が、若き……というより『幼い』といっていい当主に率いられて再興を目指しているのは、周知の事実。
その再興の支援をしているのが、男の一門である、というのも周知の事実であり、魔王の侵攻を止めた功績の一端を自分たちが担っていると言っていい。
(まさか、本当に魔王と戦えるほどの力を持っているとは)
歓喜に沸く場の中で、男は一人だけ爪を噛む。
実際は『支援』とは名ばかりであり、姫川家の抱えた多額の負債の肩代わりをし、その対価に若く愛らしい当主、姫川明夜の婚約者に収まり、一門の存続を盾に処女を奪い、今もその身体を弄んでいるというのが実情だった。
そのために彼女を側に置くことになっていたことが、今回はいい方向に出たと言える。
婚約は彼女の成人と同時に発表されるが、それまでに負債を完済した場合は婚約は破棄される契約になっている。
期限内の負債の完済のためには魔王と呼ばれる魔物を何体か倒す必要があり、「どうせ出来はしない」と高を括っていたのだが──
(計画を見直す必要がありそうだな)
奮戦する婚約者の報に男は複雑な思いを抱く。
だが、この時点では男の心配は杞憂だった。
奮戦虚しく明夜は敗れ、魔物からの初めての凌辱を経験することになる。
そしてそのことが、彼女の運命を奈落の底へと導いていく──
(おまけ)
この男、前日どころか、当日の寝起きに明夜に貧乳パイズリさせていた模様……。
「ん、ふぅ……挟め、ませんよぉ……小さくてすみません……」
「ふん。なら育ててやらんとな。乳首弄ってやるから咥えてろ」
「ふぁ、んぅ、んっく、ちゅ、ぢゅぅうううっ!」
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ということで次話で、鬼さんに負けちゃう明夜ちゃんとなります。
おまけ脈絡なき18禁画像は、当日朝の出来事。
毎日エッチするために明夜を討伐隊に参加させなかったことが幸いするとか、おっさん悪運強すぎるな!
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