小説『和と陽光』【ニャンノ世界】
『和と陽光』
今日は、視点くんと旅行をし、
着物を着たりうまいものを食べたりと素敵な日々を過ごすことができた。
「フィクサー業務は大変だが、シズクの毛魂があれば、何とか頑張れるよ」
「じゃ、むぎゅってするにゃり」
「むぎゅう」
視点くんのあったかな抱擁が
シズクにとって、幸せで
生きているのだと実感する
瞬間であった。
野性味溢れた性ってのも
悪くはないが…
こういう心の中で繋がるってのも
大事なんだと思いつつ、
視点は、手を繋ぎ
隣に座って朝焼けを見つめる。
「非日常から日常に変わるんだな」
「にゃり…」
登る太陽、日が昇りゃ
服を着て
理性を闊歩することになる。
それまでの束の間の愛の瞬間を
一緒の布団で、横になりつつ…
呪文
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