斜陽学園 弓番師範 斜塔点 詩的
死にたくなるような太陽のもと、
義務教育という名の死刑宣告と共に
ひねくれた糞は登校する。
朝が光だとすれば、闇にとっては終末世界だ。だけど、いかねばならない、鬱屈したら感情が辺りを渦巻く。憂鬱と晴天、どっちをとるかとすれば、憂鬱だ。憂鬱のうちに死ぬこと…。こんなとき、かの猫耳は
私に言うのだ。
「お前は人生の的から逃げているのだと…」
的が見えない…、不透明な弓
彼女はそんな、精神的な弓に対しても指導を行う。
斜塔点 詩的は病んでいる、死に急ぎ野郎に
いうのです。
「お前は何のために生きてるのか?」
「死ぬためです…生きながらえることになんの意味もない、むしろ、この世が地獄だと考えています。光が正しく、泥々は排除される、腐った世の中、滅べばいい」
「お前は本当に…いや、私も言えないな…常識から外れた猫耳だ…」
斜塔点 は 彼の肩に手を置く。
「しっかりしなきゃという責任がお前の弦を引く力を躊躇わせてるのだろう」
彼は睨み付ける。あなたに何が分かるのかと反抗的な瞳で…
現状、その姿は歪んだ、人ではないもの、
存在してはいけないもののように感じられた。
生きることの一本線が見えず、
線が切れて、無気力になった状態、
彼女は弓番師範として、言葉を以て、紡いでゆく。
簡単な話ではない、複雑なものだ。
なにも見えない、暗闇から糸を手繰り寄せる。人間はシステム的ではないから、不都合な歯車ができる。
彼は今、そのような状態にあった。
「弓番師範、あなたは僕の心の弓を直すことはできない」
暗闇、闇、絶望、悲しみ、怒り、無謀、無気力、自殺願望、憂鬱、自己嫌悪、鬱屈、
ウツウツウツウツウツウツウツウウツ…
空は晴れてるのに心は沈んでいた。
架空の世界が人の心を救いはすれど、
現実をどうにかできるとは限らないんだ。
「あなたは何を言ってるの」
「見たまんまをいったまでだよ」
だけど、斜塔点は、最後まで諦めなかった。愚直にも、僕は飛び降りて、死んだというのに…涙を流して泣いていた。
生きる価値のない、僕のために…
死んでわかる、人の思い、けれど、もう取り戻せない時、直せるなら、直したい過去、けれど、不条理は、正常な歯車だからこそ成り立つ理不尽…
斜塔点は今日も青空の下、授業を行う
晴れた青に失った人物を心に浮かべて…
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