『トイレの騎士王』キャロット・ポタージュ【ニャンノ世界】
しかし、時たま疲れてしまうこともあるのでそういう時はオフにしている。
完全なるオフ…
トイレの扉は常に全開ではなかろう。
だから、こうした落ち着ける空間で
思考を整理する。
次はどうしようかと
フルスロットルじゃ疲れてしまう。
ゆえにこうしてオフにする。
スイッチオフ…
異世界便器はトイレにも光と闇が存在している。
だが、キャロット・ポタージュは
自らを光だとは思っていない。
闇だと感じている
だからこそ、深淵を捉えることが
できるのかもと思うと
感慨深いものである。
誰かに話しかける…
異世界便器にやってきたものと
対話をし、パーティーを構築する。
魔法使い便器、侍便器を配置して…
ここでハッとする
「なぜ、わたしは便器を作りつづけてるのだろう…」
私は私という存在に栞を挟む。
精神的な休息を行うために
スイッチオフをする
トイレの騎士王にも
休息が大事なのだ。
だから、飯を食べさせてくれと…
彼女はラーメンを啜るのであった。
なぜにラーメンと思ってはいけない
異世界とは現実とは異なり
摩訶不思議なのだから…
つづく
呪文
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