鹿島さんと異世界戦記(グランシュライデ編?)
艤装に装備している電探や水中探信儀には反応は無い、当然通信も雑音のみ
自分の視覚以外に頼れるのは熟練見張り員の妖精さん達だけ。
流石に転移を1度でも経験すれば大パニックになる事は無かったが状況把握をしようにも「混乱」が思考する事を
遮るように邪魔をする。
冷静に、自分に落ち着かせるように状況を思い出す。
数分前、確かに鎮守府付近の海に居た。
敵の撃退に出撃し夕張から「新兵器」を持たされ、戦場でその威力を確認した矢先に彼女の脳内に声が響く
「あなた達の力を…外へ示して…仲間を…探して…敵を…倒して…世界を…守って…」
それは一つの言葉として繋がらない途切れた声だった。
同時に彼女の周囲の波が荒れるそして光と魔法陣が出現すると彼女の姿を消し去ってしまった…。
呪文
入力なし