キャプション
-ウェスティリア遥か上空にて-
「どうして...どうして人々は争ってしまうの...?」
過去数百年、大きな争いも無く平和に続いていたサラトバの地は、
今や戦火に包まれて日々多くの人が亡くなっている。
「あの時この地に込めた皆の想いは...。でも、私じゃどうすることも...」
そういって彼女は悔しそうに手を握りしめ、瞳からは涙が流れていた。
しかし、■■が人々の世に直接手を下すことは■■のルールで禁止されている。
言葉通り、彼女は血で血を洗う大戦乱が続くサラトバを見守ることしか出来ない。
「誰か...お願いだからこの戦いを止めて...」
彼女の言葉は虚空へと虚しく消えた。
いや、あるいはどこかで———————