潔白の儀
規律を破ったシスターへの“潔白の儀”は、まだ続いている。
壁に繋がれた彼女の身体を、ぬめりを帯びた掌がゆっくりと撫でまわす。
「……っ……」
時折漏れる苦しげな声。
懲罰用の媚薬粘液の効能は、清廉な彼女をして耐え難いものだった。
執行役の背後では、初老の女性が静かに様子を見守っている。
この修道院の院長だ。
彼女は刑の前に言った。
『今からすることに、あなたの体が淫らな反応を見せなければ、潔白を認めましょう』
その言葉を思い出しながら、シスターは唇を噛みしめた。
——こんなの無理に決まっている。
やがて——
「そこまで」
落ち着いた声が、地下室に響いた。
執行役は手を止め、一歩下がる。
代わりに院長が前に出ると、その手がシスターの下半身へ伸びた。
「……っ///」
体を駆け抜ける甘美な電流に、シスターは身を震わせた。
院長は割れ目から粘液を掬うと、その指先を見つめ、静かに言った。
「付着したのは……媚薬のみ、ですね」
地下室に一瞬の沈黙が落ちる。
「見事です。貴女は“潔白の儀”に打ち勝ちました」
「……え?」
シスターは目を見開いた。
「村の男と密会していたという報告は、何らかの誤解だったのでしょう。明日からも、清く正しい生活を送りなさい」
有無を言わせぬ口調だった。
一方的に言い残すと、修道院長は静かに懲罰房を後にした。
地下に再び静寂が戻った。
残されたシスターは、刑の執行役によって拘束を解かれていた。
乾いた布で体を拭われながら、今さらのように震えが込み上げる。
「……どうして……」
かすれた声が漏れる。
執行役は答えず、濡れた肌を丁寧に拭き続けた。
そして小さく息を吐き、呟いた。
「院長殿のご慈悲に感謝なされよ」
その瞬間。
シスターは全てを悟った。
——最初から、この裁定は決まっていたのだと。
たとえ私がどれだけ潤いを帯びようと、全ては塗りたくられた粘液によって覆い隠される。
そういう手筈だったのだ。
シスターは唇を噛みしめたまま、震える指で胸元を押さえた。
自分は赦されたのだろうか。
それとも。
赦されたことにされて、首輪を着けられただけなのだろうか。
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。
イラストの呪文(プロンプト)
イラストの呪文(ネガティブプロンプト)
- Steps 25
- Scale 7
- Seed 1992108453
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0.65
- Noise 0
- Steps 25
- Scale 7
- Seed 1992108453
- Sampler DPM++ 2M Karras
- Strength 0.65
- Noise 0