小説『不自由に泣け』【ニャンノ世界】
花はムズムズする
綺麗なようで恨めしい花が嫌いだ
思考回路がショートする
埃と同様に花粉すら
絶滅してしまえばいいのは
身勝手なのだろうか
頭の中にノイズがはしり
邪魔をする慟哭の極みである。
『不自由に泣け』Song(SunoAI)
https://suno.com/song/b42ba054-ac5e-4022-bcb9-256b0358270d?sh=19t2QYkCowAbUfIt
蝶範ハッハは終末事変後の世界を調査していた。花粉や埃は、終末世界では、意思を持って人々に害を与える存在として、天秤管理機関『背負いし者』や数多の機関が、対応にあたっている。
晴れは絶好のお花見日和だと、旧時代の人類は好んで花見をしていたけれど、終末に生きる者らにとっては、其はあり得ない…危険な行動であった。
というのも、蝶範ハッハによると、華に含まれる花粉は人類をカイブツ化させる原因となる成分を含んでおり、創造性を喪失させ、人類の脳をデジタル中毒にし、異形とさせたのではないかという見解を発表…以来、花畑は、【華】として、危険存在へと変化した。
今、人類が目にしていいものは、
模造の花である…
モゾウカでしか花に触れることができない
しかして、完全に見れなくなったわけではない、もちろん、方法はある。
其が、雨の日や雪の日である。
雨や雪は花粉を抑制し、時には流してくれる…
昔の人類は、雨が降る日は気分がしんどくなるというが、蝶範ハッハにとって怖いのは、晴れという、憂い無しの、憂いを許さぬことのない青空が嫌いだった。
悪感情の坩堝の花壇に毒を仕込んでは
晴れた日には枯れた花で満たされることを祈るばかりだ…
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