猛省中
只今、絶賛猛省中です…ぐすっ…。
あれから私は残り少ないお小遣いを握りしめて
家の近所にある神社に走りました。
昨日の夜更けからずっと…
ずっと神様にお願いしています。
お賽銭箱に私の残りのお小遣い…
315円…。全部投入しました…。
神様…。
どうかお願いします。
おとーさんに…ケーキをあげたいんです。
私は…
もう…もぐもぐしません。
大好きなドーナツも…もう食べません。
おやつも要りません。
ご飯も…我慢します…。
だから…だから…
どうか…お願いします…。
夜が明けて…
日が…沈んでしまいました。
私は目を腫らしながらトボトボと家に帰ります。
何かの偶然かなにかで宅配ボックスに
ケーキが届いてないか確認しました。
もちろん…そんなコトはありませんでした。
おとーさんも…アキラお姉ちゃんも…
まだ帰って来てないようです。
いつもなら私が晩御飯の用意をするのですが…
私はそのまま自室へ入りベッドに潜りました。
こんな時でも我儘な私のお腹は
ぐぅ~っと鳴るのです…。
私は思いっきりお腹を殴って黙らせます。
私は…ベッドの中で…泣きました。
呪文
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