20.雪山の住み込み弟子
日課となっていた組み手の最中、不意に少女の道着の隙間へと目が誘われてしまったのだ
そしてその場で目が合ってしまった
私は武の何たるかを教授してくれた我が師に誓い、彼女に対して不埒な想いを抱いたことは一度として無く、何よりお前のような猿、いや子どもに対して欲情するような畜生、いや鬼畜ではないことを必死に弁明した
だが少女は裏切られたと感じただろう
出会った頃から少しずつ培った信頼も失われたはずだ
すぐにでも糾弾され、この村には居られなくなる、そう思っていたのだが
次の日まで何事もなく過ぎ、さらに少女も何もなかったかのように稽古を受けにきたのだ
否、それから彼女は、私に対して露骨なほど己の肌を見せつけるように立ち回るようになった
相も変わらず嫌そうな顔で稽古を続けながらだ
本当に自分には、女人のことなど理解できない
・回想回4
・エロスさんがアップを始めました
・最近よく指の数が多くなる系の女の子だ
呪文
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