【ソルシエラ】その時は貴女も一緒に、皆で星を見ましょう
【カクヨム掲載】不破ふわり著:かませ役♂に憑依転生した俺はTSを諦めない第270話 私はそう信じていますよりインスパイア
「ほら、ケイ君」
ミロク先輩は俺に手を伸ばす。
優しい微笑みを携えて、彼女は俺が手を握るのを待っていた。
俺は四度の蘇生の後に口を開く。
「なぜわざわざ手を繋ぐんですか。子供扱いしてます?」
「あの子たちが仲良くしていたのを見たら、なんだか手を繋ぎたくなっちゃいました。……私のわがままに付き合ってくれませんか?」
「……そんな風に言われちゃ、断れませんね」
「ふふっ、ありがとうございます」
俺が手を握ると、ミロク先輩はより一層笑みを浮かべた。
そして、俺の手を引いて歩き出す。
「ケイ君は、楽しかったですか?」
「え?」
突然の質問に、俺はすぐに答えることが出来なかった。
「……楽しかったですよ」
「そうですか。良かったです」
俺よりも少し先を行くミロク先輩の表情はわからない。
今、彼女はどんな顔をしているのだろうか。
沈黙が訪れる。
俺たちの足音が雑踏の中に消えていく感覚だけが、そこにあった。
呪文
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