小説『Mother and Son』【ニャンノ世界】
『Mother and Son』
盛草智晴の母、盛草智菜実
彼女はトヨランド市にあるトヨランド記念病院で看護師をしている。
盛草智晴は彼女の息子であり、
フラワヤマ学園に元気に通っている。
服装は日常を表す
そして、反対は日常の帳を
捨てて、創世記を表す
彼女の息子、智晴は健やかに
スクスクと成長している。
男の体つきへと変容すれど、
まだまだ毛魂は生えていない
いや、うっすらと
生えているのかもしれない…
そんな想像が働きつつも
布地でなくとも、
2人が親子であることは
顔に現れていた。
性は違えど
親子だと…
πはなくとも繋がっているのだと
他方、πの代わりにあるのは
父である幸晴から授かったムスコがある。
服を脱ぎ、一段階、
下着姿になる母と息子
智菜実の下着は深い青が基本となっていて、熟れた体に、長年の経験が現れていた。
証明せんとでも
在るかのごとく
そして、彼女の脇には腋毛が生えており、加えて、パンティー辺りからは陰毛が覗いていた。
すなわち、これが毛魂であり
スピリッツである。
毛魂から放たれる
生命力の強さ、智菜実のタフネスな部分には、このような特徴に現れていた。
だからこそ、智晴もまた、
毛魂に溢れた男になるのだろうことは熟れた体の彼女が示していた。
布地、すなわち、創世記におけるアダムとエヴァの葉っぱのごとく
互いが、互いの理性の円環から抜け出さんと、獣じみたあるいは、
服装は肌だとでも言わんかのごとく、下着を脱いで、生まれたままの姿になる。
裸、それは、人類が生きていくために伴う生命の衣…
その衣なくば、人は生きては
いけぬ…大切な部分…
皮に覆われた肉塊でしかない
という心理的な事実を示しながらも盛草の親子は
互いの体に宿りし歴史と、
命が、この体には宿っているのだということを考え…想うのであった。
命を想う…
心臓や臓器、脳や心も
色んな人々が繋がって
今、ここに在るのだろう
智菜実の父、智晴の祖父、永意智吉から受け継いだ立派な毛魂からは、歴史を感じさせるのであった。
智菜実のお腹の中で育った
小さき生命は、生を受けて
智晴がいる。
当たり前のようで、
当たり前ではない
この瞬間を「生きる」
瞳を閉じ、
悠久の歴史に想いを馳せる
人は有限…無限には生きられぬ
儚き生物である、
しかし、「命」という言葉が
「人間」たれ「人生」たらんとし
その限りある「有限」の中に
想い思いの「人生」を刻むのだということを思いつつ…
服飾を脱ぐことで
悠久の歴史が見えてくる
性は違えど
親子は似る
その中に繋がりや歴史が
詰まっているのだと
智晴は己の体を眺め
命を想うのであった。
「生きる」とは何か
「命」とは何か
答えなき永劫に等しい問いに対して思考を紡ぎつつ…永遠に想うのであった。
続き・メンバーシップ(R18)
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