介入された歴史。
人は魔族と抗う技術と力を手に入れ、世界を吞み込まんとしていた。
人の手に入れた技術を前に、世界の要衝たる平原を失うかと思われた大決戦。
世界の分断と混乱をおそれた魔族は、種族の垣根を超えて集結した。
その少女は今までどの地帯に生息した氏族の者なのか。
それは誰も知らぬ。
どこからともなく現れた少女は、世界の分断を防ぐべく、人の軍勢の前に躍り出た。
全てを背負い、そして、人の軍勢を焼き尽くした。
全ては、世界を憂うが故に。
一つの種に、世界を明け渡さぬために。
という歴史を、荒唐無稽と嗤う者も今では多い。
ただ、長命種の中には、あの日の平原の光景を未だ忘れられぬと語るものもいる。
あの少女は、人を焼きながら確かに笑っていたと。
長っ(゚∀゚)
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