ヒュパティア
アストロラーベと呼ばれる天体観測儀の考案者と伝えられており 、女性ながらアレクサンドリアの学校長に就任した大変聡明な人物だったようです。
しかし、その聡明さは当時の宗教家にとって大変危険な要素として映りました。
実証主義を掲げる学問と、無条件の信仰を是とする宗教は相反する存在。
かの一神教がローマ支配地域を席巻する中で生まれた『異教徒』という絶対悪のレッテルは、遂に学問にまで及びました。
彼女は暴徒によって馬車から引きずり出された後、教会に連れ込まれて陵辱の末に生きたまま肉を削ぎ落とされて虐殺されたと伝わります。
それは古代ギリシャから受け継がれてきた科学的探求精神の終焉でもありました。
しかし彼女の遺した天文学はその後も船乗りには欠かせない知識として、1500年以上のあいだ航海の道しるべとして使われ続けました。
【お題:天体】
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