「はあ、悪の女幹部ですか?」
「お姉さんがいいならいいんです。わたしは面白い衣装が着れて楽しいですから」
「うんうん。着るの大変じゃなかった?」
「背中側のファスナーがちょっと、でも位置が低いからそれほどではないです」
「なら、大丈夫ね」
「ただ、頭の装飾が重いです」
「ああ、やっぱ軽量化しないとダメか」
「売り物として出すなら必要かと」
「だねー。まあ、上手くいかなかったら制作用と割り切るか」
「それでいいんですか?」
「いいの。いいの。どうせまた作るんだから」
「よく続きますよね」
「そりゃ、好きだし、そうゆう仕事したいしね」
「目標のある人は凄いです」
「そこまででもないよ。物好きがこじれた感じかな」
「そうなんですか。よく分かりませんが」
「あはは、そうだろうね」
「着替えたらお茶入れますね。昨日のスコーンまだありますから」
「うん。昨日のは美味しかった」
「一日経ってしっとりしたのも美味しいですよ」
「そうなのか。それはいいいね。じゃあ、一緒にお茶にしよう」
「はい。支度しますね」
呪文
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