決戦当日・竜ノ轟島
4国のある大陸から海を隔てた絶海の孤島、竜ノ轟島
止むことのない火山の島であり、この世界最後の竜が住む島でもある
竜を仰ぎ、この島で古くから住まう竜民と呼ばれる人たちも
4~5世帯の小さな集落を残すのみとなった
早朝、まだ幼き少女は長老に呼び出された
「異世界より来たりし4つの力がぶつかるとき、暗黒四天王が復活せん―
その時、世界は漆黒の霧に覆われるであろう―」
古き予言がまさに今、実現しようとしていた、長老は長いひげを撫でながら
全ては螺国の企みによってなと付け加える
「暗黒四天王は魔王の忠実なる配下、四天王の復活は魔王の復活を意味する
もはや猶予はない、最後の竜を駆る竜姫は、もはやお主1人だけになった……
すぐに大陸へ経て!
四天王の復活を阻止し、魔王の謀略を止められる者はお主のみじゃ」
少女はうなづくと、相棒の竜にまたがる
世界の存亡は幼き少女の手にかかっていた
※次の物語は18時間後
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