俺の妹は死神
一ヶ月前の月曜日、俺は乗っていた市営バスの横腹に自動車が突っ込み、バスはそのまま崖下に転落した。
自動車の運転者1名とバスの乗員、乗客9名は助からなかった。
唯一助かったのは、衝撃の際に車外に放り出されて木に引っかかった俺だけだった。
左腕複雑骨折したが、もう少しずれていたらそのままコンクリート壁に激突して即死コースだったそうな。
「で、何でお前が俺の妹なんだよ!」病院から戻ると家族が増えていた。
あいつが家族の中に溶け込んでいた。なんで誰も変に思わないんだ?
「あんた、あのバスに本来乗る予定じゃないんよ。だから私が救ったのよ。この寛大な死神様に感謝しなさい。」と言う妹は薄い胸を張る。
「にしてもだ。何でお前が俺の妹なんよ。おかしいだろ!」
「うるさいなあ、死神には3年の試用期間があって私は死神研修生。人間の家族に入り込んで課題をこなすのよ。」
「それと俺の妹になると話が違うだろうが!」
「とにかく、予定の子は本当に死んじゃて家族になれんから、生き残ったあんたの家族に乗り換えたわけ」
「俺をキープ枠見たいに言うなよ!」
「まあ、とにかく研修期間の3年間はここにいるからさあ。ねっ3年間だけよ」
「あのなあ・・・・」
「他の人に話してもダメよ。もともと私は此処にいた設定は変えれない。変なこと言ってると精神病院行だよ。ねっ、お兄ちゃん!」
妹がニヤリと笑った。そして俺しか見えない2mもの大鎌を首に押し付ける。
「そもそも私は、あんたがバスに乗る事を止めたんだよ。なのにさあ、あんた勝手に乗っちまうしー。で、私が助けた。あんたは、本来80歳まで生きる寿命なんよ」
そして再度ニヤリと笑った。
死神の俺の妹は「春日 瞳」と言い、外見は相当な美少女なんだけどね。
なんか胸騒ぎしかないのは、気のせいだろうか?
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