過去との決着、そして‥
『やっと見つけた、我が怨敵。』
『は?誰?名前言いなさいよ。』
『私の名前はエジール、貴方に倒されたエルマの忘れ形見よ。』
『それにしてもこんな奴に母が?』
『わざわざ私を呼び出す為に他の無関係な人間を巻き込んだの?』
『貴方を倒すのに手段なんて問わない、他の人間がどうなろうと知らないわ。』
この一言が、彼女の『逆鱗』へ触れる事に。
4枚目~8枚目
『おい、テメェ覚悟は良いか?』
ゆっくりとエジールへ向けて歩みを進める、その姿に闘気を纏って。
『な、何なのコイツ❗本当にエルフなの?』
彼女の背後に『別の何か』をエジールは感じ取り、たじろいでしまう。
『テメェみたいな奴に手加減なんて一切無しで相手してやるよ、覚悟しな三下。』
『くっ、バカにして!』
一度は怯んだエジール、しかし勝負は一瞬のうちに着いてしまった。
『私の時間だけでなく、他の無関係な人間まで巻き込みやがって❗今度やったらこれじゃ済ませないからな?』
9枚目と10枚目
決着から数時間後、エジールはカフェの洗い場に立っていた。次元転移には莫大な魔力と時間が掛かる、次の転移までカフェに住み込みで生活することになったのだ。
『うぅ、何で私がこんなことを‥。』
『ほら、早くしないとお仕事終わりませんよ。』
『はい~😵💦』
悔しそうな表情を浮かべながら皿洗いに励んでいた。
『くぅ~、今度は負けないからな❗』
心の中で呟きながら黙々と仕事をこなすエジールであった。
呪文
入力なし