ログインする ユーザー登録する
がんじろうさんの、ご企画に参加なのです♪(*^^*)
https://www.chichi-pui.com/events/user-events/090abdb4-04aa-4db3-dd27-e89f6653f0a1/

人知を超える者たちしか僕の作品居ないのだが
( ・ิω・ิ)大丈夫かしら...

小説に、土曜日公開の時に登場する
椿之千観(つばきの せんかん)
福岡県油山にある霊廟の管理者。
超古代には千手観音がご本尊としてご安置されていたが、1万5千年後は土地神に進化した姿。
生臭坊主気質だけど、決めるところはキメる。
小説では、メイドロボとしてユズリハと一緒に霊廟の清掃にお墓の手入れをしているが、慰霊と評した博打会等をしている。
ユズリハはそれを釘刺すなど、彼を尻に敷いている。

「ん? お客さんかな?」

 霊《れい》廟《びょう》の墓を手入れしていた男は、来客の気配に気づいた。
 短く整えられた金髪に無精ひげ――顔立ちからして、三十歳前後だろうか。
 黒いサングラスをかけ、どこかチャラついた雰囲気を漂わせている。
 白と黒を基調とした和装をまとい、首からは大粒の数珠を下げている。
 だが、異様なのは……背中から何本もの手が生えており、周囲の墓を全方位で器用に掃除している点だった。

「ユズユズ~、ちょっち俺、手が離せんとよ~。お客さん、応接間に通してくれんね?」

 彼が声をかけた先に、メイド服をまとった女性が現れた。
 美しい金髪はショートボブに整えられ、緑の瞳――それはモノアイだろうか。
 一目見て、生身の人間ではないとわかる。
 耳には機械的なパーツが付き、関節部分は明らかにロボットの構造をしていた。

「承知しました、マスター。ところで、“掃除のフリして霊と博打する”癖、そろそろ直しませんか?」

 無表情ながらも、人間のように滑らかな音声で話すメイドロボ・ユズユズは、彼に苦言を呈した。

「あんらら? バレて~ら? ま、これ終わったらすぐ向かうけん、ちょっちシクヨロ☆」
「まったく……では、行ってまいります」

 “マスター”と呼ばれた男は、客を迎えに行く彼女を見送りながら、背中の腕をさらに増やし、墓掃除を続けた。

(……よかったな。娘さん、来てくれたぜ? 綾華さん、剣さん……)

呪文

入力なし

OsakeDOSさんの他の作品

OsakeDOSさんの他の作品

すべてを見る

おすすめ

メンバーシップ

薔薇とあおい

薔薇とあおい

100コイン/月以上支援すると見ることができます

幼少期ミラさんの1日
40

幼少期ミラさんの1日

100コイン/月以上支援すると見ることができます

NijiJourneyとの歩み⑦
40

NijiJourneyとの歩み⑦

全体公開

だんだん出したい絵が定まってくるにつれて幅が狭くなる。 そして、パーソナライズが実装されて、 自分が選んだ絵柄に寄った絵が出るほどに 最初は狙った通りの絵が出て嬉しかったものの、 だんだんそれが嫌いになった。 自分が描いてもらいたいものを作ってほしい、 自分を楽しませてほしい。 そんなうちは恐らく世の色々乗り越えてきた 商業イラストレーターさん達と肩を並べるには あまりにもショートカットした思考すぎで、 そして、道が違ったんだと思う。 けれど、 道が違ったとしても、想像だけじゃなくて、 一回、ちゃんと夢中で歩んでみて、良かったとも思う。 恋焦がれるくらいなら、 玉砕した方が早いって。 私を喜ばせてくれた、 たくさんの絵柄に感謝を。 この気持ちを、小さな美術館に込めて。

あずさボツ絵 その1

あずさボツ絵 その1

100コイン/月以上支援すると見ることができます

真剣に料理を作っている小さな女の子
12

真剣に料理を作っている小さな女の子

100コイン/月以上支援すると見ることができます

おまけ 魅力的な汗 逆さ吊り
3

おまけ 魅力的な汗 逆さ吊り

100コイン/月以上支援すると見ることができます

ニットワンピ
5

ニットワンピ

600コイン/月以上支援すると見ることができます

アメリカのフェスでメキシコ料理を食べる小さな女の子
7

アメリカのフェスでメキシコ料理を食べる小さな女の子

100コイン/月以上支援すると見ることができます

Amazon

トレンド

すべてを見る

ユーザー主催投稿企画

すべてを見る

新着イラスト

すべてを見る