理久の差し入れ、飲んではいけない缶ドリンク
夜の作業で疲れた桐島の前に、そっと置かれた一本の缶。
銀色の缶に、手書きで貼られたラベル。
《疲労回復率500%! by 理久》
桐島は首をかしげる。
「……なんか怪しいけど、差し入れだし……飲むか」
プシュッ。
ひと口飲んだ瞬間──
「……っ!?
な、なにこれ……めっちゃ元気になる味するけど……何入ってるの……!?」
熱が全身に走るような感覚。
視界がキラキラし始める。
桐島
「なんか……テンション上がってきた……!!
やばい、仕事めちゃくちゃ進む!!」
彼女はキーボードを打つスピードが倍増し、
資料の確認も普段の3倍速。
編集部員A
「桐島さん!? なんですかそのスピード!?」
編集部員B
「人間ってこんなに動けるんだ……!」
桐島(超ハイテンション)
「理久さんの差し入れ!! すごいよこれ!!
仕事が砂糖みたいに溶ける!!」
しばらくして理久からメッセージが来る。
【あ、桐島さんそれ飲んだ?
えっと……“仮試作品その3”の缶だったかも】
桐島
「その3!? 何がどう“その3”なの!?」
理久
【副作用はほぼないはずだけど、
元気になりすぎて寝れなくなるかも】
桐島
「おおおおおおい!?」
◆その日の深夜
桐島は編集室のデスクで目を爛々と輝かせながら、
一人で計8案件のチェックを終わらせていた。
「やばい……眠くならない……
これ……完全に理久さんのせい……」
翌朝、編集部員全員が頭を下げる。
「桐島さん、昨日の仕事量……神ですか?」
桐島
「いや……怪しいドリンクの副作用……」
呪文
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