小説『自販機とシズク』【ニャンノ世界】
『自販機とシズク』
ニャンコーラ社の自販機の前で
暖かい飲み物を買い、
夜空を見上げる視点くん
「何気なく見ていた風景も気がつけば、冬にさしかかって、時が過ぎるのも早いもんだなぁ~」
「にゃりね~」
自販機の音が
時の移ろいさとは
無情に鳴っているためか
猫耳がピクピクしている。
「・・・」
「どうしたんだシズク」
「ネタギレしたのかな?って思ったニャリ」
「それは、ないよ、まぁ、でも、そんな日もあってもいいだろう」
視点はコーヒーを
シズクはお茶を飲みつつ
寒いときはあったかを求め
暑い日はつめたいを求めと
200年前の人類も
同様に、自販機を通じて
物語があったのかなと
思いつつ、
当たりがでた時は
喜んでみたり
呪文
呪文を見るにはログイン・会員登録が必須です。