廃墟の日本家屋にいるもの
彼女は座敷童の妖怪であり、地域の妖怪の代表として昔から土龍を監視する役目を持っていたのだった。
彼女もまた座敷童としての強い力を持っており、この家に住む者をラッキーマンにした。
3代目ぐらいまではラッキー能力をうまく使って人生の成功者となった。
それ以降の住人はラッキー能力を自らの実力の成果であると勘違いして傲慢に生きてしまい、うまく能力を扱うことができず不幸になってしまった。
次々に不幸になる住民たち。
いつしかこの家に住むと不幸になるという噂が流れるようになり、誰も住まなくなった。
廃墟になってからも座敷童は家を守り続け、今も住人を待ち続けるのだった。
呪文
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