小説『我が恐れを燃やせ、そして、死を想え』【ニャンノ世界】
『我が恐れを燃やせ、そして、死を想え』
脳内は、力強くも残響じみた
ノイズが心に伝う、
ヴァル・モリスは、
恐れや歪みの前に一歩
踏み出す意思を込める。
其は霧深き
森の奥にて存在する。
名はメメントの森、
死と静寂が漂いし
静かなる世界
死を想うことで、
生に対する考えが
思考が生まれる。
悩めし不条理の中でも
絶対的に不可能で
不平等なる世界なれど、
地面に大地を刻みし者こそ
揺るぎなく動き
存在を証明する軌跡とならん…
歪みとDistortion
迫り来る、希望や宝が
此処にあるのかも知れない、
しかして、勇気あるもの
はたまた無謀なるものは
足を止めずに前へと進む
心に抱く、ディストピア的な
世界、不明瞭な霧の奥にて、
ヴァル・モリスは見つめるのだ。
呪文
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