私を避暑地へ連れてって♡
使用したAI
その他
西暦二千五百年から、一万五千年後の福岡——。
そこは、魔王アウディが統治する魔王国家として確かな存在感を放っていた。
多種多様な種族たちが共存し、互いを認め合いながら、つかの間の平和を楽しんでいた……が。
ギラつく夏本番、7月29日。
飯塚の魔大学に通う魔王の娘、夢崎 月美（ゆめざき つぐみ−18歳）は、自室でぐったりしていた——。
「クソがぁぁ！ なんで城全体の空調機がぶっ壊れとるとやぁぁ～！」
どうやら魔王城の冷房装置、つまり“マナクーラー”が全滅してしまい、夏の猛暑が直撃中である。
艶のある漆黒のロングヘアは腰まで届き、瞳は凛とした赤。
豊満ながらバランスの取れたダイナマイトボディの持ち主、それが月美。
のハズだが、今は汗でぐっしょりと、全身濡れていた。
「ナレーション！ うるさいけん、シャラップ！」
えぇぇっ！？ いや、でも進行しないと……あとメタ発言は控えてくださいぃぃ。
「だまらんかい！ この灼熱地獄に放り込んだ張本人、脳みそ炙ったろか？」
ま、魔王女様ご乱心！？ ……ん？ 誰か来たみたいですよ？
ドアをノックする音が響く……とにかく出ようよ！
「なんでアンタが勝手に仕切るとね？ ……まったく、誰よ～？」
やる気ゼロの足取りでドアへ向かうと、透き通った鈴のような声が聞こえてくる。
「お姉ちゃん～、今ちょっといい？」
「あっ、葵やん～♪ どしたどした～♪」
……え、対応の温度差！？ まぁいいか。葵だし。
訪ねてきたのは、魔王女の妹、15歳の桜豊湖 葵（おうでこ あおい）。
血のつながりは無いが、姉妹の契りを交えた、魔王一家の一員だ。
ドアを開けると、汗ばみながらもニコニコと笑顔を絶やさぬ葵が立っていた。
ただ、月美の汗でびっしょりな姿をみて、やや驚いた表情で見つめる。
「うわっ、お姉ちゃん、汗びっしょりやん！ 大丈夫？ 水分ちゃんと取ってる？」
「もぉ〜♪ 葵の顔見たら元気出るや〜ん♪ でも葵も汗かいとるけど大丈夫ね？」
「うん♪ 全然平気♪ さっき軽く訓練したきね♪ それよりさ、お姉ちゃん——避暑地、行かん？」
突如の避暑地提案に、月美はぱちくりと目を瞬かせる。
「え〜？ 避暑地！？ 行きたい行きたい！ 空調直るまでの避難先としては最高やん！」
「えへへ♪ 椿咲（つばさ）やミント、ルミィアちゃん、それにまほ《幻刃》や兄にも誘っとるとよ〜♪」
葵の笑顔は太陽のように明るく、美しい青髪はおでこを出すスタイルで、腰までの美しく伸びている。
瞳はまるでアクアマリンのように澄んでおり、儚さと芯の強さを秘めている。
スレンダーな体型ながら、最近は胸もボリュームが出てきたようで……って！
「……何ベラベラ言いふらしとると、このナレーション？」
……すっごい睨まれた……だって読者に説明しなきゃやん？
ん？ 月美さんも、汚物を見るような目で……いやん♡
「でしょ？ 気持ち悪かろ？ やっぱ焼き払おっか？」
ま、待って！ 本当に焦がさないで！？ ちゃんと進行するから！
暴力で解決いくない！ これに対しての異論は……イーロン・マスクだけにしてぇぇ！
…………
「「焼こう、うん、すぐ焼こう」」
ごめんなさいごめんなさい……殺気MAXのツッコミほんとやめて？
あ、あの……このあと真面目に続けますからぁぁぁ！
「そね、ナレーションなんて無視無視〜、ねっ葵♪」
「うん！ それよりさ、今回の避暑地なんだけどね？ 南国リゾート地、ちちぷい島！ に行こうよ♪」
「ちちぷいか〜♪ またあそこにお世話になれるとか最高すぎん！？ ホテル豪華だし、冷房バッチリだし、海もナイトプールも楽しめるし！ なんか元気でるわぁ！」
「でしょ？ 料理も絶品やし、海もロケーションもバリ良かったし！ みんなで涼みながら夏満喫しよっ☆」
月美と葵、仲良し姉妹のリゾートバカンス計画、ここに始動！
ふたりのワクワクが止まらない中——
「……って、作者よ。読み切りでやるって言ったけど、ちゃんと書ききるとよね？」
うんうん、任せといて？ カクヨムで読み切り番外編で頑張ります。本編のストックもそこそこあるし、夏バテで倒れなければ大丈夫……
「おい、フラグ立てんなや。あと福岡の避暑地じゃないん？」
いや、能古島とか糸島とか？ それに九州のどこかとも考えたけど……
やっぱファンタジーだし、”ちちぷい”の方が映えるやん？
「うっわ……故郷を捨てた裏切り者やん？」
ドイヒー！ …？ 葵どしたと？
「……そもそも、無許可でやって大丈夫と？ “カクヨムさん”と“ちちぷいさん”に怒られん？」
そ、それは……オマージュです！ 敬意と感謝のコラボです！
あと、そんなに……僕目立ってないもんね☆ さらっとスルーされるっしょ☆(どやぁ！)
・・・・・・・・・・
……あ、ふたりとも、そんな冷たい目で見ないで……お願いぃぃっ（泣）
（……こいつ、やっぱりダメだわ。by 月美＆葵）
——と、まぁ色々ありますが☆
今回の読み切りテーマはズバリ「海回」！
水着やら叡智やらなんでもござれ！
時系列は、連載本編から約1年後。
つまり、ちちぷいと同じ時系になります。
様々な事件を乗り越え、ようやく訪れた束の間の平穏。
その魔王城から、選抜メンバー7人が向かう先は——南国リゾート・ちちぷい島！
登場キャラは、
月美、葵、ミント、椿咲、幻《まほろ》刃《ば》、ラーヴィ、ルミィアの豪華7名！
……って、１エピソードで収まるかーい！！（自己ツッコミ）
というわけで、10エピソード、１話の構成の、連作読み切りとして各キャラ視点で描いていきます♪
恋に友情、ドタバタにバカンス、ちょっぴり成長……夏の思い出、ここに詰め込んじゃうよ！
公開は７月中旬予定！ か、８月がいいのかなぁ？ 時節合わせて。
それまでに本編そっちのけで（いや、並行で）執筆コツコツがんばります！
読者のみなさま、ぜひお楽しみに……！
「……なんで僕、また女性化してるんだ？」
そこは、魔王アウディが統治する魔王国家として確かな存在感を放っていた。
多種多様な種族たちが共存し、互いを認め合いながら、つかの間の平和を楽しんでいた……が。
ギラつく夏本番、7月29日。
飯塚の魔大学に通う魔王の娘、夢崎 月美（ゆめざき つぐみ−18歳）は、自室でぐったりしていた——。
「クソがぁぁ！ なんで城全体の空調機がぶっ壊れとるとやぁぁ～！」
どうやら魔王城の冷房装置、つまり“マナクーラー”が全滅してしまい、夏の猛暑が直撃中である。
艶のある漆黒のロングヘアは腰まで届き、瞳は凛とした赤。
豊満ながらバランスの取れたダイナマイトボディの持ち主、それが月美。
のハズだが、今は汗でぐっしょりと、全身濡れていた。
「ナレーション！ うるさいけん、シャラップ！」
えぇぇっ！？ いや、でも進行しないと……あとメタ発言は控えてくださいぃぃ。
「だまらんかい！ この灼熱地獄に放り込んだ張本人、脳みそ炙ったろか？」
ま、魔王女様ご乱心！？ ……ん？ 誰か来たみたいですよ？
ドアをノックする音が響く……とにかく出ようよ！
「なんでアンタが勝手に仕切るとね？ ……まったく、誰よ～？」
やる気ゼロの足取りでドアへ向かうと、透き通った鈴のような声が聞こえてくる。
「お姉ちゃん～、今ちょっといい？」
「あっ、葵やん～♪ どしたどした～♪」
……え、対応の温度差！？ まぁいいか。葵だし。
訪ねてきたのは、魔王女の妹、15歳の桜豊湖 葵（おうでこ あおい）。
血のつながりは無いが、姉妹の契りを交えた、魔王一家の一員だ。
ドアを開けると、汗ばみながらもニコニコと笑顔を絶やさぬ葵が立っていた。
ただ、月美の汗でびっしょりな姿をみて、やや驚いた表情で見つめる。
「うわっ、お姉ちゃん、汗びっしょりやん！ 大丈夫？ 水分ちゃんと取ってる？」
「もぉ〜♪ 葵の顔見たら元気出るや〜ん♪ でも葵も汗かいとるけど大丈夫ね？」
「うん♪ 全然平気♪ さっき軽く訓練したきね♪ それよりさ、お姉ちゃん——避暑地、行かん？」
突如の避暑地提案に、月美はぱちくりと目を瞬かせる。
「え〜？ 避暑地！？ 行きたい行きたい！ 空調直るまでの避難先としては最高やん！」
「えへへ♪ 椿咲（つばさ）やミント、ルミィアちゃん、それにまほ《幻刃》や兄にも誘っとるとよ〜♪」
葵の笑顔は太陽のように明るく、美しい青髪はおでこを出すスタイルで、腰までの美しく伸びている。
瞳はまるでアクアマリンのように澄んでおり、儚さと芯の強さを秘めている。
スレンダーな体型ながら、最近は胸もボリュームが出てきたようで……って！
「……何ベラベラ言いふらしとると、このナレーション？」
……すっごい睨まれた……だって読者に説明しなきゃやん？
ん？ 月美さんも、汚物を見るような目で……いやん♡
「でしょ？ 気持ち悪かろ？ やっぱ焼き払おっか？」
ま、待って！ 本当に焦がさないで！？ ちゃんと進行するから！
暴力で解決いくない！ これに対しての異論は……イーロン・マスクだけにしてぇぇ！
…………
「「焼こう、うん、すぐ焼こう」」
ごめんなさいごめんなさい……殺気MAXのツッコミほんとやめて？
あ、あの……このあと真面目に続けますからぁぁぁ！
「そね、ナレーションなんて無視無視〜、ねっ葵♪」
「うん！ それよりさ、今回の避暑地なんだけどね？ 南国リゾート地、ちちぷい島！ に行こうよ♪」
「ちちぷいか〜♪ またあそこにお世話になれるとか最高すぎん！？ ホテル豪華だし、冷房バッチリだし、海もナイトプールも楽しめるし！ なんか元気でるわぁ！」
「でしょ？ 料理も絶品やし、海もロケーションもバリ良かったし！ みんなで涼みながら夏満喫しよっ☆」
月美と葵、仲良し姉妹のリゾートバカンス計画、ここに始動！
ふたりのワクワクが止まらない中——
「……って、作者よ。読み切りでやるって言ったけど、ちゃんと書ききるとよね？」
うんうん、任せといて？ カクヨムで読み切り番外編で頑張ります。本編のストックもそこそこあるし、夏バテで倒れなければ大丈夫……
「おい、フラグ立てんなや。あと福岡の避暑地じゃないん？」
いや、能古島とか糸島とか？ それに九州のどこかとも考えたけど……
やっぱファンタジーだし、”ちちぷい”の方が映えるやん？
「うっわ……故郷を捨てた裏切り者やん？」
ドイヒー！ …？ 葵どしたと？
「……そもそも、無許可でやって大丈夫と？ “カクヨムさん”と“ちちぷいさん”に怒られん？」
そ、それは……オマージュです！ 敬意と感謝のコラボです！
あと、そんなに……僕目立ってないもんね☆ さらっとスルーされるっしょ☆(どやぁ！)
・・・・・・・・・・
……あ、ふたりとも、そんな冷たい目で見ないで……お願いぃぃっ（泣）
（……こいつ、やっぱりダメだわ。by 月美＆葵）
——と、まぁ色々ありますが☆
今回の読み切りテーマはズバリ「海回」！
水着やら叡智やらなんでもござれ！
時系列は、連載本編から約1年後。
つまり、ちちぷいと同じ時系になります。
様々な事件を乗り越え、ようやく訪れた束の間の平穏。
その魔王城から、選抜メンバー7人が向かう先は——南国リゾート・ちちぷい島！
登場キャラは、
月美、葵、ミント、椿咲、幻《まほろ》刃《ば》、ラーヴィ、ルミィアの豪華7名！
……って、１エピソードで収まるかーい！！（自己ツッコミ）
というわけで、10エピソード、１話の構成の、連作読み切りとして各キャラ視点で描いていきます♪
恋に友情、ドタバタにバカンス、ちょっぴり成長……夏の思い出、ここに詰め込んじゃうよ！
公開は７月中旬予定！ か、８月がいいのかなぁ？ 時節合わせて。
それまでに本編そっちのけで（いや、並行で）執筆コツコツがんばります！
読者のみなさま、ぜひお楽しみに……！
「……なんで僕、また女性化してるんだ？」
呪文
入力なし
