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ほんの一歩。
だけど、どこかで何かがカチリと鳴った気がした。歯車が噛み合うような、見えないスイッチが切り替わるような。
世界は変わらないまま、でも僕の中で少しだけ音が違って聞こえる。
この場所に言葉を並べ続けて、いったいどれくらい経ったのだろう。
最初はまるで砂浜にメッセージボトルを投げるような気持ちだった。
でも、いつのまにか、そのボトルを拾ってくれる誰かの手のぬくもりを、ちゃんと信じられるようになっていた。
ありがとう、とまた言う。
もう何度目かは覚えてないけど、だからこそ、意味がある。
同じ言葉のはずなのに、少しずつ温度が変わっていくのが不思議だ。
この先に何があるかはまだ知らないけれど、誰かと一緒に歩けたら、それだけで嬉しい。
今日もここに立ち寄ってくれて、ありがとう。
また一歩、物語が続いていきますように。
呪文
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