『世界最強の魔法使い』ミリィ・アトワネットは、可愛いものに目がない《世界最強の魔法使いは、癒されたい》
「何をしているの!? 彼女をいじめるのは、絶対に許さないから‼」
何かを守ろうと、相手を威嚇し魔法を放とうとしている彼女。
まだ名前がなかった幼少期のミリィは、孤児院からミアに引き取られてから、魔法伝授の訓練が続き、ほぼ一人で森に潜む凶悪な魔物たちも倒せるようになっていた。
今日も夕飯の食材を確保する為に、危険な森の中に来ていた。
……と、言っても、もう日課になっていることだから、ミリィにとってそれほど危険という訳ではないのだが……
ミリィ
「逃がさないからっ! 目の前の食材を確保せよ! アイスソード! か~ら~のぉおおー、アイスバスターーーッ!(×2) ……――で、冷凍保存だよ♪」
グギャォーーーーン!
バキッパキッ……パキン――
魔物の悲鳴と共に撃破、もとい食材として確保される巨大な獣モンスター2匹。
下級と言ってもここは危険地帯と呼ばれる場所《深寄の森》――
決して人が立ち入れぬ、魔物の巣窟なのだ。
しかし、そのような場所でも平然としているミリィ。
一体どれだけの魔力があるのだろう。
ミリィ
「ふふん♪ どう!? 私も随分ヤルようになったんじゃないかな!?」
ミリィはドヤ顔で、両手を腰に当てて自慢げに自画自賛していた。
ちょっと調子に乗り過ぎてないかな?(;・∀・)アハハ
……ま、まぁ、これも地獄の魔法特訓のお陰、だからコレくらいは、ね。
ミリィ
「……思い返せば、引き取られた最初の頃なんて、一人じゃ逃げてばっかで散々だったのに――今じゃこうして、前よりも簡単に倒せるようになったのは、ツラかったけど、師匠の魔法特訓のお陰だね♪」
師匠……――それは、現在の魔法使いの中で最強の称号を持つ女性《ミア・アトワネット》の事である。
彼女は数年前、後(のち)のミアの後継者となるミリィを、孤児院から引き取った張本人だ。
ミリィの高い魔力と魔法適正を見抜き、現在に至る。
ミリィ
「よぉおーーっし! 本日の夕食はこんなモンで十分でしょ♪ それじゃぁ、帰りますか。師匠待ってるかなぁ……――?」
ミリィが帰ろうと支度をしていると、何やら少し離れたところから声が聞こえてきた。
微かだが、助けを求めている《かわいい女の子》の声だった。
ミリィ
「えっと、あっ……あっちの方角だ! 急がないとっ……――身体強化魔法《フィジカル・ブースト》‼」
ミリィは聞こえてきた方へ、詠唱破棄で自身の身体を強化し、全速力で向かって行った。
……何で《かわいい女の子》だとわかったのだろう……不思議だ(;・∀・)
ミリィ
「うりゃぁーーー! 今、行くからねぇえーー‼」
続く。
――――
――
*****
【作者コメント】
・皆様、お久しぶりです! そして、あけおめでございます(*´▽`*)
最近は年末年始ということで色々と忙しくて、こちらに来れませんでした(´;ω;`)ウゥゥ
ですので、久々の投稿となります(;´Д`A ```
・イラスト加工は、プロフ画面「Power Point」――そして、これまた久しぶりに魔法エフェクトは「sai」で作りました。
最近描いてませんでしたので、両方合わせて四時間掛かりました……(;'∀')アハハ
・メニュー画面のスキル欄にある魔法は、師匠(ミア)から魔法を伝授されている最中の一覧です。
……と、言いましても、既にもう結構習得しているんですよね(^▽^;)
最後まで見て頂き、ありがとうございました!
今年もどうぞ宜しくお願いします!<(_ _)>
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■ランキング入り情報
皆様の応援のお陰様でランクインしました! 本当にありがとうございます(≧▽≦)/
・2025年1月1日のV4Bデイリーランキング7位に入りました!🎉
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