カフェ店員のまどか先生
私が仕事を頑張れる理由の一つ、それが外回りの時にお尻少女まどか…いや、まどか先生のいるカフェに寄れるからだった…。
なぜ過去形かというと、まどか先生が店から姿を消したのだ!
最初は毎週金曜日だったシフトが変わったのかと思い、数日間、他の曜日にもカフェに足を運んでみたのだが、まどか先生はいなかった。せっかく「まどか先生」と呼べるようになったのに…。
しばらくまどか先生のいないカフェに通い様子を見ていたが、我慢にも限界が来たので勇気を出して店長に聞いてみた。
「あ、あの、佐藤さんを最近見ないのですが、どうかされたのですか?」
「あー!いつもありがとうございます!まどかちゃんですか?彼女は3月いっぱいで辞めてしまいましてね」
「え?なぜですか?理由を教えていただけませんか?」
「う~ん、本当はそういうことは話しちゃいけないんですけど、お客さんは常連さんだし、まいっか」
「お願いします」
「実はね、町の活性化のために人材確保としてアルバイトの最低賃金を上げることになったんですけど、自治会長の鶴の一声で凄い賃上げになっちゃって、ウチは儲け度外視でやってるからアルバイトの子を一人手放さなければならなくなって」
「で、まどか先生を?」
「お、まどかちゃんが先生をやってるってよくご存じですね。でね、本当はまどかちゃんみたいな優秀な人はもちろん残ってほしかったんだけど、他の人が辞めさせられるのを黙って見ていられないと言って、まどかちゃんが自ら辞めてしまったんですよ。ウチはまどかちゃん目当てで来ている人も多いから、今後が心配なんですよねー。お客さんもウチを見捨てないでくださいよ!」
「は、はぁ…。でもありがとうございます。で、まどか先生は今どちらに?」
「この間まどかちゃんから連絡がありましてね。少し離れたカフェでまた金曜日だけ働いてるんだそうですよ」
「え?そ、それはどこのカフェですか!?ねえ!ねえ!」
「ちょ、ちょっと💦すみません、それ以上はプライベートなことなのでさすがにお教えするわけにはいかないんですよねー。すみませんね」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
この街は比較的大きな町だ。少し離れたカフェというだけでは範囲が広すぎる。Google Mapで調べただけでも約300件ものカフェがある…。
しかしこの中に必ずまどか先生はいるのだ!諦めるんじゃない!自分!
それから私は近隣のカフェをしらみ潰しに回った。平日なのでさすがに仕事中に行ける件数は限られているため、金曜日の休暇を何度も取り、一日中カフェを回り続けた。
もう靴もすり減り、意味の無いことをしているかもしれないと絶望を感じ始めたその時、実に256件目のカフェに足を踏み入れた時だった…。
「いらっしゃいませ~💕…あ、こんにちは!えー、すごい!奇遇ですね!ご無沙汰してます!💕」
【過去のカフェ店員まどか先生エピソードはコチラ】
https://www.chichi-pui.com/posts/d18a0610-d788-4841-9b89-028c87f86143/
https://www.chichi-pui.com/posts/3f7bd15f-6fbb-4341-8a87-1c704b3b151b/
https://www.chichi-pui.com/posts/b2ce5e27-e385-48a8-b9ca-c5a626fa08b7/
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