水曜日のシオン バレンタイン -Valentine's Day-
人がまばらな校舎で物思いにふける少女がいた。
「(そろそろバレンタイン...
部長やイチノ先輩に何か渡すべきか?
でも仮に渡すとして
その辺の板チョコだと余りにもアレだし...)
はぁー どうしたいいんだろ」
「ため息なんてついてどうしたんだ白雪?」
黒髪にブロンドのインナーカラーの
ウルフカットをした女教師が詩音に声をかけた。
「⁈...楓先生!」
「いやいや そんな大げさに驚かんでもいいだろ」
「背後から急に声かけられたら
誰でもこうなりますって...
というか 先生はなぜここに? 4階ですよねここ」
「ん~ 少しガス抜き...いや逆か...?
まぁ 気にするな。
それより! 愛しの生徒が悩んでる様子だったら
声を駆けざる得ないだろ?」
「はいはい そうですね」
「それでなんだ... バレンタインも近いし、
やっぱり色恋か?」
「違くはないけど違います。
単にお世話になってるバンドの先輩方に
何を渡したらいいのかなと...」
「ん~ そんなの今持ってるポ〇キーとかでも
いいと思うけどな私は。
要は気持ちさえ伝わればポ〇キーだろうが
板チョコだろうが何でも大丈夫だろうよ」
「そんなものなんですかね?」
「あぁ 渡す時 たった一言...
感謝を言うだけいいんだよ」
「...参考にしてみます。
アドバイス...?ありがとうございます先生。
先生もこれ食べます?」
詩温はそう言いながら ポ〇キーを差し出す。
「サンキュ!」
女教師は屈託のない笑顔でそう言った。
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