寒村の娘とH⑦
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滞在より36日目。
死の呪いは40日で発動するらしいので、期限はあと3日間。
積雪も落ち着いてきたが、寒さの厳しい日はもう少し続く。もうじきこの村ともお別れか……と、あなたは少しセンチな気分になった。
最後にもう一度、あの人に会っておきたいような。
「あ、こんにちは旅人さん♪……もしかして、領主様を探してる?」
この村の娘はどうしてこうも勘が鋭いのだろうか。
あなたは首肯した。
「ごめんね、あの人普段はとーっても忙しくて……村に顔を出す事なんて滅多にないの。旅人さん、めっちゃラッキーだったんだヨ?」
ま、マジか。
色々と教えてくれたお礼もしたかったが、仕方ない。
「ところで最後の泊まり先はもう決めてる?まあ、私みたいな地味なモブ顔は旅人さんの好みじゃないかな……?」
数時間後。
「あっ!あんっ!いや、んっ、旅人さん、激し……気持ちいいよ!」
突き入れる度に村娘のしなやかな肢体と大き目のバストが艶めかしくうねる。
「さ、最後の相手が私なんかで良かったの……?」
娘は何処となく日本人のような顔立ちをしていた。遠い異世界に来たあなたにとって、それは懐かしい思いを想起させるに充分であったし……何より元の世界でこんな可愛い子を抱ける機会なんて無かっただろう。
あなたはそんな自分の魅力に無自覚な村娘を時間の許す限りたっぷりねっとりじっくり……と、存分に可愛がって「わからせる」事にしたのだった。
※ ※ ※
そして数日後。
女だらけの村民に見送られ、冬籠りを終えたあなたは再び冒険者としての日常に舞い戻った。
「よお、おかえり。
で、どうだったよ?小生の教えた村は?」
酒場で再会したクヮン・ダーリオにあなたは感想を伝える。呪いは約十月程でリセットされるそうなので、また次の冬になったら行けるそうだ。
「楽しみがあるというのは良い事だよな。
因みに春になったらなったでエルフの隠れ里にて『春のパンパン祭』が始まるわけだが……興味はあるかい?」
村娘達との余韻に浸りたいあなたは、まだそんな気分では無かったので「またの機会に」と、やんわりクヮンの申し出を断った。
もっとも今日でなくても、異世界出身のあなたにならクヮンはいつでも情報を提供してくれる事だろう。
「同郷のよしみで教えて進ぜよう」
と、勿体ぶった口調で。
【冬籠り ディアンドル娘と即H 編】
【The END】
【Take care of yourself,in winter season.】
【最初から見たい!】
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【以下、投稿者の雑談】
ディアンドル娘 編、ご覧くださりありがとうございました。
2月も中旬、まだまだ寒い季節が続きます。
皆さま夜更かし睡眠不足、風邪やインフル・各種感染症に気を付けて健やかに冬をお過ごしください……
月並みな時候の挨拶ですみません🤣🙏
それではまた、次の企画でお会いしましょう👋✨
呪文
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