謎ボッキはディナーのあとで
こんな感じで合ってますでしょうか。
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(食後、ナプキンを丁寧に畳みながら)
「ふむ……本日も大変美味しゅうございました、お嬢様。特にあのスープ、いつになく身体の奥から……ええ、こう……湧き上がるような力を感じましたが……」
(少し首を傾げ、静かに立ち上がる)
「……おや? なんでしょう、この全身を駆け巡る熱のような感覚……。まるで、馬車の四頭立てが体内で暴れているような……」
(額に手を当てて一歩引き下がり)
「……お嬢様?」
(眼鏡を押し上げながら、ゆっくりと目を細める)
「まさかとは思いますが……このディナーに、あの“紳士向けの夜の助っ人”などという、いささか刺激的な調味料をお入れになったり……などとは……?」
(少し顔を赤らめ、しかし口元にはうっすら微笑)
「……お嬢様。わたくしは執事でございます。何事にも動じず、沈着冷静に――」
(急に背筋を正し、妙に張りのある声で)
「……ッ、か、身体が……っ! いや、これは……これはッ!」
(小声で)
「……まことに、侮れませんな……お嬢様の悪戯心は。」
(そして一礼)
「お後がよろしいようで。さて、お嬢様、今夜のご予定は――“ディナーのあとで”でございますか?」
呪文
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