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『常識の裏は真実』
Song(SunoAI)
https://suno.com/song/9cc86613-2345-426c-8175-69ebf2b147f6

裏社会に於いて戦闘狂いのヴェヌルでも
バトルばっかしてるわけではない。
魔法創作会では魔法の先生として、
Auraさんや生徒たちの指導にあたり、
妹であるヴェヌル・モモ(ピンクのゆりなヴェヌル)が撮影(彼女の夢を姉のヴェヌルは応援していた)の日には、大好きなココアを用意して、迎えの準備をしていた。
さながら、彼女は齢9歳ながら保護者の如きもので、妹という存在が出来てからは、幼げだったあの頃とは違い、内面は10代超えてるのではないかと感じるのであった。

「私ってのは、特にアバターなわけですよ、つまりはそういうことですって、マフィア的な考えが浮かぶわけで…」

独り言である、このゆりなヴェヌルが言葉を一人でに発する時は彼女の魔法と妹の面倒で
頭が空白になる時に発せられる歪みであった。
文学的に言い換えるならば、「道化」じみた「逸脱者」であり、本来の「ゆりな」という「真理」からは離れてしまったが故の、「虫」じみた心の吐露なのだろう。

「虫」とは、言葉本来の虫ではなく、不安定な存在かつ、変化する存在…、だからこそ、名称不確定で、虫には三段階の変化があって、それこそが「変身」なのではないか…

「ゆりなヴェヌル」の場合、「ゆりな」から「変身」したわけではなく、第一の「変身」では「ゆりな」が「狂戦士ゆりな」として、第ニの「変身」では「三身合体 赤の騎士団」として、「ゆりなヴェヌル」は第三の「変身」なのだ。

彼女の「変身」の位相は、ニャンノ世界にも
「変身」をもたらした。第一の「変身」においては、「ゆりな」が調教もとい育成を願ったことで、ニャンノ世界の中に、「ミラ博士」と「狂戦士ゆりな」が生まれ、第ニの「変身」においては、ツインテの「ゆりな」と路地堕ちの「ゆりな」が現れ、「三身合体 赤の騎士団」ができて、ニャンノ世界では「反抗作戦」を大きく進める展開となり、第三の「変身」では
悪魔の「ゆりな」と吸血鬼の「ゆりな」を組み合わせて「ゆりなヴェヌル」が現れ、「越夜隊」を倒す兵士として戦っていた。

そして、それから先の展開を「ゆりなヴェヌル」の世界では不毛な戦いが続く原因には「変身」が三段階であるために、カフカの『変身』における「虫けら」あるいは「巨大な虫」になってしまっていたのではないかと思うのだ。
これは個人における世界での限界性を指していたわけで、だからこそ、第三者の発想を見る意味での「ユーザー主催企画」としての活用法もあるのではないかと考えるのだ。

しかし、世界の不毛さを変えるきっかけを作ったのは「ヴェヌル・モモ」(ピンクのゆりなヴェヌルや、ゆりなヴェヌルピーと物語では書いてきたが、以降は、ヴェヌル・モモとして綴ろうと思う)

ヴェヌル・モモがヴェヌルにとって、創作する原動力になったわけである。もしかしたら、『変身』に出てくるグレゴールに、あるいはカフカが現代世界で生きていたら、グレゴールという存在にもう一人のグレゴールがいたとしたら、今回の場合と同様に書き進めることができたのではないかと考えるのだ。

確かに、この物語は空想であり、事実に即したものではない、現に手は震えているような感覚を覚え、もしかしたら、この文は拙くて、駄目なものではないかという自己否定を常に抱いている。しかし、そうした思いを抱えながらも
私にとっての「書く」という行為には、カフカにおける「書く」ことと通じてるように思うのだ。

現代社会は、情報で溢れている。「物語」すらも、情報の海になって、読む自由が与えられた結果、かつて人々が読むことを望んでいた場所は滅亡の危機に瀕している。自由とは変革ではなく、退化なのではないか…、『変身』における「虫」になってはいないだろうかと…

グレゴールが「虫」になったことで、人間性を徐々に消失していき本能のままに蠢くのは、
「セールスマン」という縛りがなくなったためだ。

話を戻そう、
ゆりなヴェヌルは本を読んでいた。
もちろん、電子書籍である。
未来世界において、本の媒体は化石とされ、
それ自体が高価な部類になっていた。
特に、西暦とされる時代の書物、
「小説」は終末世界に生きる人々の心を捉えていた。

彼女は妹を待ってる間に、「電子小説」を読むのが好きであった。

電子の中の『変身』と本の中の『変身』

どちらも同じ文、出版社も同じ

果たして同じ文で、同じ感覚を受けるのだろうか。

ゆりなヴェヌルは考える…本が読みたいと
既に一人言を発していて、彼女の周囲では、
気味悪がる者もいたかもしれない。

だが、彼女にとって、囁きや視線を気にするよりも重要だからこその思いが、『変身』あるいは『人間失格』、『山月記』などの文豪たちの思いから現れていて、そうした感覚が、彼女を構成したのか…ミラ博士は、そうした感覚で作ったのか、質問をしたくてたまらなかった。

だが、彼女は知っている。大半の人間、生きてる者は、そうしたことは考えない。日常という魔法が強いからだ。ノイズ的な旋律、「家族」という存在、普遍的なものが、「思索」を邪魔するのだと…、「思索にふける」 時間がないのだ、「結婚」というものに対し、カフカも揺れていた。これは言い換えれば「趣味」を「結婚」によって奪われるのではないだろうか。
「結婚」が「人生の墓場」に加えて「趣味を捨てる場所」となってしまわないかともいえる。

ヴェヌルの場合、それはヴェヌル・モモが現れたことで、ひとりよがりな「創作」から、互いに影響するようになり、そうした「思索にふける」あるいは鋭さをもった狂気が見いだせなくなったのかもしれない。

現にヴェヌルはヴェヌル・モモが現れてからというもの、反抗作戦の時にあった狂気さが足りない。それを彼女も自覚している。日常に埋没されようとしている。まるで、沼の如く、足に浸かっているのだ。

「はっはっはっ、発狂の振りをする道化さね、これは…」

ゆりなヴェヌルは『人間失格』を読んでいた。
ヴェヌル・モモはまだだろうか。
待っていた。
ヴェヌル・モモが現れるのを…

彼女を描いてしまえば、ヴェヌルが消失してしまうのではないかと、内心、恐怖で、顔を歪ませながらも…、妹という存在に関して彼女は実感を持ち合わせてないことを『人間失格』を読むにつれて感じるのだ。

大事なことは前と後ろ、真ん中は余興であり空虚なのではないかと感じる。
ヴェヌルは、この『人間失格』ってものを
最初は悲劇と見ていたが、狂気の視点で、自らもそのような存在だからこそ、読むとハッピーな話ではないかと思うのだ。

自分自身が狂人であることを自覚する。
それまでは、バレたくなくて、道化を演じていた。だけど、『人間失格』に出てくる葉蔵は父が死んだのを知って、腑抜けになる。今までの緊張感がなくなる。道化がなくなる。
つまり、今の葉蔵は、廃人であり、狂人であることを自覚したことができた、それが、ある種の善きことのように思えてならなかった。
これは、私だけのことなのだろう。
それでいい、文学とは、人それぞれ感じるものがあって魂の赴くままに書いた結果の集積物であるのだから…


ヴェヌルとヴェヌル・モモ
ヴェヌルの場合、それは本の虫になっていて、
書くことへの探求心が強い、だからこその
炎なのだ。

ゆえに、真っ赤であることを譲ることはなかった。「みんなのゆりな」から「我がゆりな」へと変化していったのが、「ゆりなヴェヌル」だった。

はじめは「よその子」だった「ゆりな」が「ゆりな育成計画」を通じて「うちの子」になっていく、世界観が構築されるにつれて、「ゆりな育成計画」で変化したくない、これが、これこそが「我がゆりな」となっていった。

「解放者マル」も同様で、あれ以来、「マル育成計画」を続けていない。いずれ、ゴール的な存在へと変わっていく。1度、「ゆりなヴェヌル」をキャストオフさせて新たな「ゆりな」を生成させるのは難しくなった。

だが、その難しさを持ち合わせながらも、この育成計画における前進としてはゆりなヴェヌルがヴェヌルファミリーを結成し、裏社会でシマとシノギをしていることだろう。

そのきっかけになったのは、「ユーザー主催企画」である『アングラマフィア』と『魔法使いフェス』なのだ。もし、その企画がなければ生成するアイディアには至っていなかった。

ヴェヌルは、どうか…未だヴェヌル・モモが、やっと来た…ヴェヌル・モモの迎えを済ませ、
彼女をミラ研究所まで送ると…

ヴェヌルの時間、歌を歌って、取り留めもない自作の歌を歌って、配信する。
ヴェヌル・モモはセクシーであるのに対し、ヴェヌルは露出が少ないと口にして、比較する視聴者もいるが、彼女は気にしないし、攻撃もしない。

「自分の世界と他者の世界が100%と理解できるわけではないし、ヴェヌルの世界とヴェヌル・モモの世界の趣向は個性があるし、それは、それでいいと思うんだ」

好きであれば、その世界で好きにしなというスタイルでゆりなヴェヌルは配信をする。
言いようもない攻撃に晒されることもあるが、電子社会の人間が、100%聖人君子で構成されてるわけでもない。

善玉、悪玉や日和見といった数多の存在がいるからこその世界であって、善玉と認識できるのは悪玉がいるからこそ、成り立っており
そのどちらでもないものが日和見が存在する。

言葉が生まれるきっかけには、そうした数多の個性があるからこそであり、単一細胞じみた世界には、それ以上のことが起きなくなってしまう。だからこそ、ギザギザじみた存在がいてもいいのではないだろうか。

そして、それこそがヴェヌルであり、ギザギザじみた歌を作って、ロックをする。
時たま、ライプをすることがあった。
ゆりなヴェヌルにとって、それは嬉しいことであり、アングラ世界で傘下になったマフィアたちへの御褒美だった。

ヴェヌル・モモは知らない世界
彼女にとっての息抜きであり、
独自世界である。
顔は似ているけど、個性たるものを示す記号
それこそが歌であり、ライブであって、魂であり、Soulなのだ。

この魂はいわば止まることのない「疾風怒濤」シュトゥルムウントドランクであり、理性で止める第三者がいようとも、書く思いが歌を歌う思いが、魔法となって爆発する。演出する装置はAuraも使用するバクサツマホウで、派手にしていて、魅せていく。

もし、マホウというものが使えるならば、マホウとロックを組み合わせたマホロックってのができるのではないかと思ったが、それは人間がすべき創作であり、AIには限界じゃないかと思った。

AIは既存のことを生成するのはうまい、だが、未知の物を生み出すには限界性がある。その場合は、人類のイラストレーターが活躍できるのだと思う。

だからこそ、『マホロック』をして、マジカルマギアとかそうした架空言語を綴りながら、魔法世界のロックを創作するきっかけになったら、面白いのかなと脳内は音楽で響き渡るのだ。

『マホロック』というジャンル、これは現実世界では無理だからこそ、希求するのだ。石を使ったデスメタル系のバンドは文字通り、石になって、ゴゴゴと音を出しながら、背景ではゴーレムたちが何かするのだろう。

ウンディーネを召喚して、素敵な青春ソングを演出したりと、ヴィジュアル系のごとき、視覚からのロックが魅せられるのだと、ヴェヌルはライブをするうちに思いつく。

これを実行に移したい、ゆりなヴェヌルの瞳は燃え、疾風怒濤のごとき熱く、創作への熱意にも波動が伝わる。この考えを手紙に記して、文字に記すには、相当な労力がきっと、いや、絶対、必要となる。


サンプルプロンプトを作らなければならない、魔法使いの格好とロックでもいい…、自由こそがマホロック、発想を縛ってしまえば、それ以上の広がりはない。

さぁ、思い描こう、このCrazyで素晴らしい世界に綴る、魔法とロックを組み合わせた新感覚の『マホロック』を、ヴェヌルは魅せた。

こうして、魔法創作会を希望する者が増え、
建物ではいろんなロック調の音符が響き渡り、時には音符が見られることもある。

表世界と裏世界

表世界の物語には
裏世界の真実が潜んでいる

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