見知らぬ街で見つけた私/スマホ壁紙アーカイブ
初めて降り立った駅。
案内板の文字も、通り過ぎる人の顔もよそよそしい。
スマホの地図は見ないことにしている。
少しの不安と一緒に心の奥でふわりと何かが浮かぶ。
道に迷うたび、風景が少しずつ鮮明になる。
ガラスに映る自分の顔、足音が反響する石畳、誰も自分を知らないという特権。
ふと立ち止まり、ビルの隙間から覗く空を見上げたとき、確かに感じた。
ここにいる自分が本当の自分かも。
ただ見知らぬ街を歩いて、知らなかった“私”に出会うのっていいよね。
呪文
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