【セナ】黒エルフの占術師、幻想の光を操る夜
【小説家になろう掲載】きつね雨著:長生きTSダークエルフはひっそり暮らしたい〜今はごく普通の占術師なので、どうか放って置いて下さい〜本編①9 魔性の女よりインスパイア
「ドティルさん、何か占って欲しいことはある?」
「そりゃ、あー、うーん……やっぱり、仕事に関わることだな。割りの良い依頼があったら助かるよ」
セナとの仲。そう返したかったドティルは何とか誤魔化した。
「ふむふむ。りょーかい」
フワリと両手を広げると、敷物に転がっている玉の上に添える。そしてブツブツと小さな声で何かを呟き始めた。一応の雰囲気作りはするんだなと、ドティルはかなり失礼なことを思っていたりする。だが、そんなある種の諦めは、次の瞬間驚きに変わった。
濁っていた其れ等から光が漏れ始めたからだ。
赤、青、緑、黄、白、黒。
決して強い光ではない。だが、不思議と視線を引き寄せられる。距離を取りながらも眺めていた他の者達も同様だ。
しかもまだ終わらない。光を放つ玉は僅かに浮かび、ゆっくりと回転を始めた。キラキラと輝くせいか、まるで宝石に見えてくる。安っぽい歪な何かなど、そこにはもう存在しなかった。
「……すげぇ」
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