『我、中島、也』【小説】
AIは何でも生成してくれる。
人間には思い描けないことすらも、
狂気の世界で応えてくれる。
中島とは何だろうか?
私はふと、思った。
この画面には中島が映ってるが、
中島というのは、背景の中にあり、
真に中島なるものは、中島たる存在が、
名付けたからに違いないのではないか?
私はますます、頭を困惑させ、
ひいてはそこに
中島なるものが存在証明のためにやってくるわけである。
「我、中島、也」
世界すらも中島で埋めつくさんとする。
それに、私は発狂して答える。
いや、何、中島なるものが全て
中島で出来てるわけではないことを
知っているよ。
だけどね、中島ってのは、
単なる中島だけで終わるものだとは
思わないんだよ…
単純に思えて奥が深そうな中島に、
私は近寄って問いかける。
「不条理ってもんは知ってるかい、君ね、僕はそういうことを考えては、進んで引いての繰り返しなもんなのだよ…わけがわからずに発狂しての繰り返しなんだよ」
不安になって引き返す、哀れな旅人、私というものは、よほど、普通からかけ離れた存在らしいことを知る。
あははと笑う私は…綺麗な景色を見る。
誰にも理解されずとも、自分自身が中島なら、それでよいのだろう、理由や理屈を求めるから病んでしまい、崩れてしまうのだ。
私というものは地震のように、衝撃波を感じさせるものになっていると感じている。
100%ジュースならば、100%毒物なのだ。
あるいは、毒虫の如く強烈なスパイスとなって、皆を刺してしまうことだろう。
この狂気たるものは、一抹の可愛さや通常では推し量れないもので埋めつくされている。
この思いはとどまることなく、狂気だらけ…止まることのない精神薬
書くことは、ある種の依存症を持ち合わせる精神的な文学を追及する、呼吸することに他ならないのだ。
私に書くのを取り上げないでくれ…
勝手に失望しないでくれ…
書かせてくれるだけでいい…
時に地下に、時に地底で…
綴る無意識文学…
中島は綺麗だが、私は汚い…
美しい景色に、中島なるものを見た。
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