ハルネ引退の危機?〜後編〜
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謝罪動画を選択したハルネ、謝罪動画を撮ろうと中年男性記者(ツクシ)のスマホの前に立つ。
???「ウメコちゃ〜ん。ここにいた・・サボってないで忙しいんだから手伝ってよ〜」
ウメコ「ウェ・・て、店長!」
店長「いないと思ったらこんなとこにいたの。あらあら涙を流して、ウメコちゃんは笑ってないと・・」
ツクシ「お前店長か?店長さん知ってますか?この人、アイドルのハルネなんだぞ。身分を偽ってアルバイトしてますよ。」
店長「なに訳わからないこと言ってるの?そうね、この子はうちの店のアイドルのウメコちゃんよ。あら、あなたはツクシさんですね?」
ツクシ「ん?あんたと会ったことあったか?」
店長「初めましてですね。でも知ってるわ。ツツジさんは元気?」
ツクシ「ツツジはうちの雑誌の編集長だが、知り合いか?」
店長「知ってるわ。週刊実話タックルズ編集長 ツツジさん、週刊少年サタデー編集長 ボタンさん、月刊主婦の力編集長コスモスさん、夕日新聞の編集長アンズさん、新聞記者の青井目菜美さん・・これらの親会社である、出版社の大学館社長のベゴニアさん・・これからビジネスパートナーになるから名前と顔を頑張って覚えてるわ。」
ツクシ「???」
店長「あなた、雑誌記者でしょ?ニュース見てないの?しかも自分の会社の事よ・・・。あなたの出版社スライマークホールディングスに買収されたのよ。。」
ツクシ「ば、買収?確かに業績は良くなかったが・・・」
店長「特別に教えておくわ。私は、スライマークホールディングス社長の娘。そして今日からスライマークホールディングスの副社長に就任した、スミレよ。」
ツクシ「な・・に!」
ウメコ「え〜〜??」
スミレ「あなたはグループ会社の部下・・と言いたいところだけど、会社を変えるためにも、まずは膿出しをしないと・・ツクシさん。この数分のウメコちゃんとのやりとり、監視カメラと盗聴器で録画・録音させていただきました。」
ツクシ「なんだと・・」
スミレ「それに・・あなたは若手のアイドルや俳優を見つけては、でっち上げのネタを用意して脅し、捏造記事を載せて人生をどん底に陥れてきた・・許せない行為です・・。」
スミレ「今回、探偵を雇いましてあなたの身辺隅から隅まで調べました。あなたの悪行全て証拠が揃っています。」
ツクシ「ぐぅぅ〜」
スミレ「あなたを懲戒免職、そして明日警察にこの証拠品達を提出します。せいぜい最後の楽しい一夜をお過ごしください。」
ツクシ「そ、そんなぁ〜くそ〜」
ツクシはその場を去っていった。
ウメコ「あ、あの〜」
スミレ「怖かったね〜ハルネ・・いえ、ウメコちゃん・・」
ウメコ「怖かったですが、びっくりがそれを超えてます・・スライマークホールディングスの副社長だったんですか??」
スミレ「騙してたわけではないのよ。兼任でスライマークレストラン東京ちちぷい店の店長もやってるのよ。ほら、バックにいるときにリモートで仕事をやってるのよ。」
ウメコ「知らなかった・・って事は前にハイテンションラジオに私がゲストで出た時にスライマークレストランがスポンサーになったのも、副社長の仕業ですか??」
ハイテンションラジオ〜クリスマス・スペシャル
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スミレ「そうよ。だって私の大好きなウメコちゃんが出るっていうから、黙ってられなくて・・後ライブの時にこっそりとお花も贈らせていただきましたw」
ウメコ「店長〜いや副社長〜ありがとうございます。」
スミレ「副社長は恥ずかしいから店長またはスミレで言いわよ。でも今回の件もあるから、Four seasonsのリーダーや事務所にはアルバイトしてる事話したほうがいいかもね。そして・・」
ウメコ「そして・・??」
スミレ「お別れの時が来たようね。事務所にアルバイトしてる事を話したらもうここで働く事を事務所は許さないだろうし・・ね。あなたのおかげで業績も伸びたし・・」
ウメコ「て、店長〜」
スミレ「ありがとう、これからも応援してるわ。ハルネちゃん・・いや、ウメコちゃん・・」
次の日、記者のツクシは逮捕され、週刊実話タックルズはしばらく休刊となり、ハルネの記事は幻となった。そしてスミレ副社長のおかげでこの話はどこにも漏れることもなく、ハルネもアイドルを引退せずに済んだ
ハルネは事務所のスタッフとリーダーフユキの前でこれまでの事、家庭の事を全て話した。
フユキ「わかったわ。今まで黙ってた事は本来は叱るべきだとは思いますが、その分苦しんできたのもわかります。なので、特に罰は与えません。家庭の事情も人それぞれなので、他のメンバーに特に話す必要もないですし、キャラクターもそのままがいいわよ。それがハルネちゃんだから・・それに、え〜っとね・・特にうちの事務所、アルバイトとか副業を禁止になんかしてないわよ・・。だってうちら、まだまだ三流のアイドルでお給料もそんなに良くないし、メンバーみんな時々バイトやってるわよ・・」
ハルネ「え?そうなんですか?」
フユキ「そう。アキナちゃんなんて、ハイテンションラジオのレギュラー決まるまでは、お金がない〜って言って、居酒屋でアルバイトしてたわよ。ハイテンションの勉強になったって言ってたわ。ナツミちゃんだって未だに、スマホで登録できるスキマバイトやったりしてるし・・」
ハルネ「え?そうなんですね・・黙る必要なかったんだ・・」
フユキ「でも、今回みたいにアンチが常にいるという事は忘れないでおいてね。後、必ず働く時は自分がハルネだということが周りにバレないようにね。後、本業のアイドル活動に影響出ない程度にね♥」
ということで、一旦はお別れになると思ったスライマークレストランのアルバイトを続行することになった。
ハルネ「(いつか、アルバイトしなくても生活できるように頑張らないと・・)」
ウメコ「いらっしゃいませ!スライマークへようこそ!!」
エンディングテーマ
つか、かわいいハルネちゃん(suno)
https://suno.com/song/a7502b06-e8d3-4fc7-b50e-d1f4c4a332bc
呪文
入力なし