根木ネリネ少尉『敬礼から始まる反抗作戦』【ニャンノ世界】
彼の部屋の中には、おねえさんたるもので、埋めつくされており…、最近はエルフ系のおねえさんのビデオや本にハマっていた。
つまり、シンヘイは、第三軍における新兵であると同時に変態であった。
これは、ゆゆしき事態だ。
根木ネリネも、それを見抜いており、
毎度、お部屋をチェックしては
彼のエロ本を取り出して叱る日々
「貴様は腑抜けだ、ゆえに没収する」
と言いながら、根木ネリネは、彼のエロ本を見てはドキドキしていた。
(アイツはこういうのが好きなのか…いかん、私は軍人だ…誇り高き根木家の者なるぞ…魑魅魍魎に惑わされてはくっ!)
根木ネリネの中にある性というものを困らせる存在、それが、シンヘイであり、彼のアソコはきっと、おっきいのだろうと妄想しながらも、ドキドキを隠す銃で隠したり、強気に見せて、動揺を偽装していた。
カモフラージュは、兵士の基本…
本当のことを晒してしまえば自分が危うくなる。だから、彼の前では健全に振る舞いつつ、健常に…
されど、巡回を終えて…
日誌に書いてると、無意識に官能小説が出来上がってしまう。
「えっと、これって、めちゃエロじゃないですか…」
「みっ見るなぁ~、シンヘイ」
「くすくす、いいっすね、グフフ」
シンヘイは笑顔でよろこんでくれた。
笑う顔は引いてしまったが、喜んでもらえるのは嬉しい。
「シンヘイ…私の小説、怒らないのか、私は君の大切なものを奪ってしまったから…」
「いえ、問題ないです、例え、奪われたとしても、脳内で少尉の裸を妄想しておりました」
「おっおい!貴様!もう、本当にもう!」
彼女は赤面する。
「実は少尉を見かけてからというもの…、気になって、お風呂に入ってる時は、少尉と一緒に風呂に入ってることを夢想しておりましたグフフ」
「こっコイツ!生粋の変態だ!?」
根木ネリネは驚愕する。
「とにかく…食べよう…きっと、私たちはお腹が空いているんだ」
ご飯を食べた後、眠くなる根木ネリネ
そして、眼を開けたまま眠ってる彼女に、
シンヘイは可愛いと思うだけで
「手を出したれば紳士ではないからな」
と優しくお姫様抱っこで、
彼女の私室まで運んでいくのでした。
翌日、
「貴様、手を出しては居ないだろうな」
「私は睡眠姦をするほどゴブリンではございません!」
「はっ破廉恥だぞ!」
「言っておきますが、俺は、根木ネリネさんとは正式な場にて愛を紡ぎたいのです。だから、何もしていません!」
瞳を見る、彼女の瞳を通して、見られたものにはオーラがあって、嘘をついてる時は揺らぎたるものがあれど…
彼の場合は…
「妄想!?が凄すぎる!」
根木ネリネは彼の変態さに驚きつつも…
「まぁ、元気な変態ってことか」
と赤面しながら、今日も反抗作戦における活動を遂行するのであった。
(猫メモ)
連作により脳内がピンクになったことで
出来た代物です。この調子でどんどん、絵に物語を書くぞぉ~!うぉ~!
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