V.Ss.▽ Girl 結成‼ -Verschiedene Skins try Girl-

2024/05/12

使用したAI Stable Diffusion

この学校には様々な生徒が通っている。

種族が違ければ体質も違う。
人ならざる者や異能使い中には異世界から来た子まで、
あらゆる特性の子たちが共同で生活をおくっている...。

そんな日常のある日。
私は軽音部の部長を名乗る人物...いや悪魔に話しかけられた。

「お願い! ウチの軽音部... いや入部しなくてもいいから、
　バンドメンバーになってくれないかな？
　ボーカルで‼」

あまりにも唐突な頼みに私は困惑し混乱した。
これでも友人はいるしお願い事やお悩み相談をたまに受けているけど、
話したこともない人から、
それも割と重要そうな事を頼まれたのはこれが初めてだ。

「直球に頼んでごめんね。
　噂でシオンちゃん歌がすごい上手いって聞いたから、
　居ても立っても居られなくて...」

「噂...でですか⁈」

「そそウチのバンド決まったボーカリストが居なくてさ、
　ロテで毎回ボーカル担当回してたんだけど、
　ぷいフェスの学バンに出るんならやっぱりちゃんとした
　ボーカルが欲しいなってだからお願い‼」

「いや私の歌をちゃんと聞かずにいいんですか？」

「噂になるくらいだしきっとダイジョブっしょ」

このバンド...というか軽音部の部長がこの人で大丈夫なんだろうか...。

「悩んでるって事は興味があるってことだよね!
　つまり嫌じゃない...、
　それなら放課後は部室にいるから一回来てみてよ♪
　休み時間終わるからウチ戻るねまた放課後～...」

「あっ待っ... 行ってしまった」・・・

それから数週間...。
なんやかんやメンバーに入った私は今、
ぷいフェス2024の学バン会場その出場者用の楽屋にいる。

予定していた和服衣装に着替えて思った。
これは想像以上に恥ずかしい...。
歌っている時につい感情こもって足開いたり、
動き回ったりしたらと思うと冷や汗が出てくる。

これならまだ制服の方が下に
スパッツとかタイツ履ける分マシかもな。
少し申し訳ないけど部長言おう。

【バンドメンバー】
・Gt/部長人間界で生活している悪魔の少女。
　バンド演奏の時は普通にギターを担当しているが、
　他にもドラムとキーボードもできる為メンバーが足りない時に
　流す他楽器の録音演奏は基本彼女が録音している。

・Ba/イチノ・ネナラ異世界から来た長命種の少女。
　現在は元の世界に帰る方法を
　探しつつアヤナギ荘に暮らしている。
　元の世界にはなかった楽器ギターに惹かれ弾き始めた。
　ベースを担当している理由は購入したギターが、
　たまたまベースギターだったからである。

・Vo/白雪詩温(シラユキシオン) 雪女の様な少女。
　趣味の一人カラオケで磨かれた歌唱力が、
　知らぬ間に噂として広がっており、
　部長にスカウトされボーカリストになった。